『仮面ライダーリバイス』第40話「家族か世界か・・・魂の兄弟喧嘩!」

確かにやってることは「兄弟喧嘩」なんだけど、実際に人が死んでるというのに「子供の頃からそうだった」と言うために喧嘩コントする五十嵐家の両親に嫌悪感しかないんだけど。
今この瞬間なにがどうなってるのか、その状況はわからないけど、それでも「親として」問題の本質を見抜いているからこその「兄弟喧嘩」ってんじゃないからね。なにもかも理解してるしなんなら自分たちも関係者なのに、(悪い意味で)問題を矮小化して軽く考えるこの夫婦ってか特に母親のこのキャラクター造形は、はっきり言うけど失敗だと思う。
それでもこれで「兄弟喧嘩」が収まるならばいいけど、牛島家の父と母を犠牲にしても状況はなんら変わらないどころか、いきなり真田弦一郎と化した赤石が大二を「私の家族」とか言い出してて完全に悪化してるとかほんとこれどうすんのよ。

でも、こんなわけのわからない話であっても、「息子」を庇って死ぬ太助と、そんな「父親」を静かに見送る明石の交流は見ごたえがありました。突然明石が「家族」に興味を持ったというか、大二に対して特別な感情を抱くようになった理由とかさっぱりわからんし、牛島父に本当の家族をデッドマンズに殺されたなんて過去があるのも初めて知ったけど、じゅんさんと矢柴さんは少なくともこのシーンで何がしかの手ごたえとか実感を得ることができたのではないかと、そうであればいいなと思うよ。


繰り返すけど千年?とか生きてきて今更孤独とか家族とか、そんなもの(感情)についてゴチャゴチャ言い出すとかこの人どんな千年を生きてきたのよ?ってのはそれとして、これ大二という大事な存在ができてしまった明石がベイルを巻き込んでギフと共に自爆するエンドもいけるんじゃないか?という気がしてきたんだけど。もうぜんぶ橋本じゅんに任せちゃっていいんじゃないかと。