『ナンバMG5』第9話

白百合に行きたい、というか喧嘩より普通に学校通って勉強したり部活したり青春したいなんて「この家族」に言えるわけねーだろ!という剛の叫びも、それは言っちゃいけないやつだと思いつつも「こんな家に生まれたくなかった」という剛の気持ちもわかるんだけどさ、それでもちゃんと言わなかった剛が悪いよね。
兄ちゃんも、父ちゃんも母ちゃんも、喧嘩じゃなく勉強したい部活したいというその気持ちを怒ってるんじゃない。「なんで嘘ついてた?(家族を騙した?)」ってことを怒ってるんだもん。
だって千葉を制覇したのも広島シメてきたのも「それは本当」であるわけで、通ってる学校は白百合だろうが市松だろうがそこはどうでもいいことじゃん?。
父ちゃんの稼いだ金で高校通わせてもらってることだって行ってる高校がどこであろうが「父ちゃんのおかげ」であることは同じじゃん?。
だから何が悪いって「家族に嘘をつき続けた」ことだけなんだよ。加えて剛が自分たちの生き様とか価値観をこういう形で「否定」したことがショックであるわけで。

・・・ってことぐらい、剛はわかってんだよね・・・。わかってるうえで、それでも「言えるわけねーだろ」だったんだろうね・・・。

その結果が今回のコレってまじつれえってレベルじゃねーわ・・・・・・。
学校に乗り込んできたのがそれこそ広島でイワしたヤクザもどきの安藤であったならば、家族を騙し続けた2年半のツケという意味で剛の自業自得な面もあるけど、これは完全に兄ちゃんの尻ぬぐい、もっというならとばっちりでしかないってのが余計につらい。
てか雨空気読めすぎでしょ。
あと剛が連行されるときパトカーのリアウインドウの向こうに藤田さんの姿がぼんやり見え続けてるのはさすがの画作りだった。

そんななか猛に「じゃあ出ていけ」と言われたアニキにくっついて伍代の叔父貴の家で「叔父貴の家の飯は旨いなー」なんつってくつろぐ松さんおまえー!。
ついに二重生活が家族にバレてしまい、伍代の家で暗い顔してるアニキのことをもっと心配するかと思いきや、伍代家でセレブ生活を満喫してる松さんかわいいぞこんちくしょーーーー!!。