『元彼の遺言状』第5話

もういいかなと思いつつ今回も見ちゃったけど、見てよかったー!。
なにがよかったって髙橋洋さんですわ。洋さんがゲスト出演することを知らなかったんで、背中越しにギャイギャイいい合う麗子と篠田にうんざりしつつながら見してたところで洋さんの声が聞こえたの空耳かと思ったもんね、まじでw。

とその前に、栄治と篠田の出会いですよね。
栄治と篠田の関係は「篠田も栄治の愛人です」ってことでいいですと栄治の遺言回が終わったときに感想として書いた記憶がありますが、ガチの『運命の出会い』じゃねーかw。
湖?に飛び込むまでの流れは描かれなかったけど、あれだけ離れた距離から“何も示し合わせずに”同時に走り出して駆け付けて飛び込んで救っての「あなたの方が寒そうだから」の流れだったと想像したらこれはときめく!大泉なので多少差し引かれるけどそれでもときめく!これは栄治が惚れてもしゃーなしですわ!!。


で、そんな栄治と篠田の出会いを超えるときめきが今回のゲストにはありました。そうです藤本隆宏さんと髙橋洋さんの愛憎劇です!!。
二人でパンを分け合いながら投資会社を立ち上げ25年、今では高級レストランを傘下に収めるまでになったけど、洋さんへの嫉妬心に耐えられなくなった藤本さんは25周年パーティで洋さんを殺そうとしたとかタマタマランラン!。
なにがタマランって二人の体格差。藤本さんはただ担がれるだけの神輿で社員や取引先の人間が見てるのは洋さんのほうだという二人の関係性に対するこのサイズ感最高すぎる。

でさあ、パーティで殺されるはずだったのは実は自分だったって時点でショックだろうに、そのうえ自分を殺そうとしたのがかつてパンを分け合いながら会社を作りここまで育ててきた相棒だと知らされた瞬間の洋さんの表情が絶妙オブ絶妙で、からの麗子と篠田が去っての「食べるか」に洋さん好き!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ってなるよね。

真梨邑が自分を殺そうとするほど追い詰められていたことを知った瞬間はもっとわかりやすく“驚愕”を見せることもできたと思うの。
「食べるか」ももっとわかりやすい“切なさ”と“哀しみ”を含ませることもできたと思う。
でも洋さんはどちらも抑えめの演技をしていて、それにより庄司の有能さとか人間性が見えるようで、真梨邑が殺意を抱くほどの劣等感や敗北感、嫉妬心を抱くのもわかるなと、そう思えた。

これまで何百回、何千回と食事を共にしてきたであろう二人が黙って食べる後ろ姿がとてもよかった。
「庄司が働いてる間自分はずっと水槽を眺めてた」という真梨邑の言葉はさすがに刺さるわけで、それぞれ何を思いながら並んで食べる最後の食事をしたんだろうかと妄想が捗ります。