『鎌倉殿の13人』

感想は書いてないものの引き続きとても楽しく見ています。大河を見ているというより昼ドラ的な、ゲスい男とエグい女のあれこれを楽しんでいる感は多分にありますがw、この時代はあまり知識がないこともあって史実云々に引っかかることもなくゲラゲラ笑ってみています。

で、この作品のキャストが段階的に発表されるなかでわたし のテンションが最も上がったのは「木曽義高役・市川染五郎」です。

木曽義高とは青木崇高演じる木曽義仲(ビジュアル的にイメージピッタリだとは思ってたけどこういうアプローチできますかよ!これは(クズ街道を驀進中のすけ殿とサイコパス義経に対する)良キャラになる予感しかしないけど、今がカッコよければカッコいいほど最期(に至る過程)をどう描くのか不安でもある)の息子で、頼朝とは従兄弟関係でありながら親世代の時からの不仲である義仲が頼朝に対する「人質」として差し出し殺される息子、という程度の知識しかなかったもんで、発表直後に慌ててググりましたところですね、人質として鎌倉に行かされたのは11歳で、許婚となる頼朝の長女によって鎌倉から逃がされるときに『長女の侍女に紛れ出奔』とありまして、染五郎さんが地上波に降臨する!!!!!!!!というただそれだけでも相当な有難味なのに侍女に化ける、つまり女装するときたらそれはもう祭りじゃないですか。『今の染五郎さん』が『侍女に化けた姿』を4Kで保存できるだなんて一生モンのお宝ゲットだぜ!!じゃないですか。
なのでいずれくるその時を楽しみにしながら放送を見ているわけなんですが、ここでちょっと思い出して?。北条んちから逃げ出すときに頼朝が“女装”をしてたことを。

“あの頼朝”を見た時はまだこれほどまでの全編コント番組になるとは思ってなかったんでそれと義高を結びつけるようなことはしなかった(できなかった)けど、13回まで見た今となっては染五郎さんだって、いや染五郎さんだからこそ弄られそうな気がして怖いんですけど・・・・・・・・・。
だって初登場回で同じ歌舞伎俳優がミュージカル俳優と呪術廻戦するような番組なのよ!?。
ってなんだよあの戦いwww。大河見ながら声上げて爆笑したの多分初めてだと思うw。

いやでも登場した瞬間こそ「これはヒヨドリではなくつぐみです。泣かないことから口をつぐむ、つぐみと呼ばれているのです」などと不吉なことを言ってくれちゃったものの、翌回では哲太に乗せられ菅田将暉に嵌められ1話で殺される成河ちゃんという最初から最後まで「顔が良い!!!顔がすこぶる良い!!!!!」まんま綺麗に散った例もありますし、まさか頼朝再びになることはないですよね?。
だって弓を構えるあのお姿の美しさですもん、こんなの汚せるわけがない。
ていうか“この義仲”と“この巴”の側で11歳まで育ちながらなんでこんなに麗しく育ったよ!?だし、この登場シーンのワンカットだけで大姫がZOKKON惚れるのも超納得ってなもんですわ。

あ、あとこの流れで言うとこの親からこの子という意味で泰時を産むのが八重だってのは顔面的に納得ではある。
すけ殿への幻想フィルターが消滅した(から現実に目が向いた)ところはあるにせよ、だからといって義時の好意・行為が「こわっ!」であることに変わりはないわけだからストーカー義時に対する八重の心変わりに疑問を覚えるし、一方で姫の前がちゃんと登場するわけだからこの(世間的には立派なストーカーだけど)義時の八重さん一筋描写が後々義時の好感度を地の底まで落とすことになりやしないか?とは思うけど(でも落ちてもわたし的は構わない。ハナからこの主人公にそういう意味での魅力は感じてないので)。