『仮面ライダーリバイス』第17話「裏切りの深化、バディの真価」

フェニックスのトップは「司令官」だと思ってたのに唐突に「長官」なる存在がでてきて、そうだよな・・・若林司令官はトップらしかったけどヒロミさんが組織のトップとなるとさすがに不安しかないもんな・・・と妙に納得しつつ、ここへきて橋本じゅんを投入してくるかー!。
みるからに曲者な長官だけど、登場した瞬間から「みるからに」怪しいとかいくらなんでもキャラ造形が安直すぎるんで、みるからに怪しいと思わせて実は超いい人でしたー!だと予想するけどそれはさておき映画は古田新太で本編は橋本じゅんって誰かの趣味ですか?だとしたら僕と握手!。


って、司令官になったのにホイホイ現場に出張るんじゃないわよヒロミさん!!!。


で、約束があって牛島家を訪ね、インターフォンに返事もあったというのに家に入ったら住人の気配がないどころか怪しい地下室の存在に気づき階段を下りたところで次回へ続く(年を跨ぐ)となるからにはここで大きく局面が変わるのではないかと、さくらは「何」を目撃することになるのだろうかとドキドキワクワクしてたというのに『怖くなって途中で引き返しました』ってなにそれ。
おまけに新年一発目が「フリオの過去話」って、まったくもって興味ないんですけど。

百歩譲ってフリオの過去=なぜデッドマンズに入りアギレラにここまでの忠誠心を抱いているのかを描くのはいいとして、そのためにフリオの「親友」なる人物が銭湯にお悩み相談を持ち込むというキッカケなのもいいとして、そこにさくらを噛ませるならば(そういうつもりがあったのならば)フリオがさくらに接触するために空手道場に潜入してた枝をなぜもっと広げなかったのかと思わずにはいられない。

ギフテッドの三人を救えなかったことを悩みジョージに直談判して新たな力を得るべく特訓する一輝(とそれにつきあうバイス)については様子を見るとして(現段階ではギフテッドの三人どころかオルテカに付き従ってる人間たちも別に「助けてほしい」だなんて思ってないわけでさ、それを「おせっかい」を理由に助ける(助けたい)と言う一輝は工藤じゃないけど傲慢としか思えないし、ウダウダ悩んでるのも自己満にしか見えない)、空手道場でフリオと交流しフリオの人間性に触れたことでさくらもまた「フリオを助けたい」と願うってことならば、一輝の一方的なソレよりは心情的に理解ができるだろうに。

ていうか、フリオのアギレラ様に対する忠誠心は、子供の頃からギフ様の妻になるのだと洗脳されていたアギレラと同様にその時までアギレラ様をお守りするのだと命じられていたとか、そういうオルテカとは違う「特別な絆」みたいなものがあるのだろうと思ってたんだけど、親友に裏切られてデッドマンズを訪ねたら優しい言葉をかけてくれた人だからって、別にアギレラ様である必要なくて拍子抜け。
だってそれを言ってくれたのがオルテカだったらオルテカを崇拝したかもしれないじゃん?。まあ本来は「小生」属性のオタク男子なフリオなんで「超かわいい女子」に言われたからこそのぼせ上っちゃったってことで納得するけどさ。

さらに言うとアギレラの「裏切られた者同士だね」ってのもなんか違う気がする。
だってオルテカは(今のところ)ギフ様を復活させるために動いてるわけだよね?それはデッドマンズが当初から掲げてた「目的」でしょ?。
アギレラはオルテカに「裏切られた」と言うけれど、本当は生贄であることを「言わなかった」ことを裏切られたと思ってるってことなの?。
フリオが親友から受けた「裏切り」とアギレラがオルテカにされた「仕打ち」を一緒だねと言われてもそうか?とわたしはなるんだけど。

しかし結局のところデッドマンズもみんな「人間」なんだよね・・・。
せっかく「悪魔」という存在が認められている世界観なんだから、敵組織はガチの「悪魔」であると、つまり人間+悪魔VS悪魔の戦いだという話のほうがシンプルでいいように思うんだけどな(そこはまだ牛島一家というカードが残ってるんで諦めるのはまだ早いと思いたい)。