まずですね、テーマは違うんだけど月9主人公(菅田将暉)とこのドラマの主人公のビジュアル被ってない?。
もっさり頭(ていうか向こうはくるくるパーマだけど)にマフラーぐるぐるって、首から上で特徴が二つも被ってるじゃん。
あちらは原作ありきだからヘアスタイルもマフラーも変えるわけにはいかないけど、こちらは如何様にもできるわけで(これ原作ないよね?)、なぜ同じようなビジュアルにしたのだろうか・・・という疑問が初回の感想としてまずくる。
テーマは違うとは書きましたが「真実を追求する」ことは同じだし、連ドラは基本全部見るという暇人(わたしのことだ)でもない限り月9と木10「どっちかでいいや」となってしまう可能性は高いと思うし、だとしたら人気漫画原作の月9に持っていかれてしまうだろうに。
と、終わり間際まで思っていたわけですが、最後の「滑ったはずみで押し倒したみたいになってる図」で『ああ、そっちか』と。
PVを稼ぐために「ゴシップ」を追いかけながら、ホームグラウンドは持たないと豪語するノムさんと、なにやら特別な関係がありそうな寛一郎と、もしかしたら上司の安藤政信も交えてごちゃごちゃすんのか。さすがに野間口さんはそこには加わらないだろうけど。加わらないよな?。
であればなおさら瀬古凛々子なる主人公のビジュアルを月9と似通った感じにする理由がわからん。
髪型はともかく室内で仕事してる最中もぐるぐるマフラー巻いたままとかおかしいでしょ。
首に傷跡があってそれを隠そうとしてるとか極度の寒がりとか、そういう理由があるならわかるけど、経理として働いてるときは制服姿で首を出してたから特にそういうことでもなさそうだし、空気を読まない(読めない)とか人との関わりを求めない(というより拒絶してる感じだよね)という性格をわかりやすく見せるためぐらいしか理由としては浮かばないんだけど、だとしたら安易だな。
寛一郎の様子からして瀬古の「過去」になにか物語があるっぽいので、マフラーぐる巻きはその過去に理由があると期待込みで予想するけど、だったら退社時にマフラーぐるぐる巻いてるカットを差し込むとかして経理時代の瀬古のマフラー姿も見せとくべきだよな。
瀬古の“部下”となるカンフルNEWS編集部員たちはこれからそれぞれのメイン回があるだろうからまだなんとも言えないところだけど、朝早くから出社するわ瀬古と編集長が記事を探してる様子を見にくるわ、今はコタツ記事でよしとしてるけど性根から腐ってるわけじゃないってところを初回から見せちゃってることだし早々に記者魂を燃やすことになりそうだよね。ラブコメやらなきゃならんだろうし(いらんけど)。
こういう趣味の人たちは繋がってるからといいつつ店主がアカウント主本人で、繋がりがあるならゲーム開始以前からあのキャラクタースタンドが店にあったことを目視してる客・仲間もいるだろうに「誰も信じてくれない」ってんで、名前はおろかいつ頃書いた記事かも思い出せない編集長を含め“繋がり”という関係性の薄っぺらさを描くのかと思ったし、その腹いせでSNSに嘘(パワハラ)を書き込んだ店主諸共「ありのままを書く」ことで溝端(役名わからん)が言うように店主へ誹謗中傷の矢が向くという「誰も幸せにならない」現実をそれを自ら作った瀬古がどう受け止めるのかを描くのかとも思ったんだけど、店主の店にはゲームの信者が「聖地」として訪れるようになり、カンフルNEWSの記事を読んだゲーム会社の社員がパワハラを告白するという温い結末に、『ああ、こういう感じですか』とガッカリってんじゃないけど理解はしたので、期待せず様子見ってところかな。
で初回感想を〆るわけにはいかないのよ!!安藤政信がいるんだからっ!!。
執行役員に昇進するはずだった同期の瀬川亮を瀬古を使って撃ち落とし、まんまと執行役員の椅子に座った安藤政信は「悪」なのか「正義」なのか。
瀬古を『利用』してることは間違いないとして、問題はなんのために利用してるのかってことよね。
初回を見る限りでは「悪」っぽい、というかそうあって欲しいんだけど、役員会であれだけヤイヤイ言われてるのに存続させるために瀬古を送り込んだぐらいだし、瀬古=カンフルNEWSを使って何かをしようと、変えようとしているってなセンかなー。となればなにがしかの「正義」のためかと。
どっちに転ぶとしても、相手が黒木華ちゃんだし今回は心穏やかに安藤政信を堪能できそう。間違っても顔を雑に白塗りしてへんてこなダンスを踊ることはなかろう。