『二月の勝者 -絶対合格の教室-』第8話

前回のラストであれだけ事件性のありそうな音声を電話越しに聞かされて、自宅へ駆けつけたら警察車両が停まってるってんでどうなってしまうのかと思ったら、息子に反撃されて「警察を呼ぶぞ!」→息子無視→呼びましたって島津父おまえが呼んだのかよ!!w。
流血沙汰だとばかり思ってたんで、黒木が駆け付けた時点で息子と母親は自宅におらず、塾で身柄を預かってますってんでホッとはしたけどドラマとしては拍子抜けw。

そして島津母は離婚するつもりで、父親の強い希望で中学受験を考えていたわけだから受験をやめるという選択もあるという母親の本心というか、その発言の何割かは財政事情が絡んでるんだろうなーと、であれば島津くんは受験を諦めざるを得ないのだろうと、今の世情を鑑みても“そういう話”もあるだろうなと、そう思いながら見ていたので、黒木から奨学金システムの話を聞いて受験の道があることを知り、さらに志望校の問題集に挑戦してみて「こんな問題を出す学校に行きたい(受験に挑戦したい)」というこれ以上ない具体的な『理由』を掲げて上杉くんとともに合格を誓い合うという収まり方でドラマとしては良かったけれど(黒木がめっちゃいい笑顔ではなまるあげてて桜花の生徒にこんな顔見せちゃっていいのか?と思いかけたけど既に花恋にイケメンモードで接してたわw)、現実の話として金銭的理由から奨学金を得ることを目標(前提)にして私立中学受験を目指すというのはどうなんだろう?と思わなくはないです。

栄養失調で倒れるほど集中して各生徒に「合った」志望校をその親に具体的な目標として「納得」させるために準備をしているという描写があったことで、島津母子への勧めもちゃんと理にかなっているのだという心理的説得力はしっかりあるし(加えてそんな黒木の面談に同席したことにより突発的な黒木の不在を単身でカバーしてみせた佐倉の成長もあったし)(でも職場で倒れてる黒木を発見して誰かに連絡するとして、なぜ他校の灰谷に連絡したのかの説明は欲しいです佐倉先生w)繰り返すけどドラマとしてはいいんだけどね。