『SUPER RICH』第3話

ネットでめちゃめちゃいろいろ調べたというセルフ雨漏り修理が結果あのようなことになってしまったわけですが、修理して以降劇中では雨が降った様子はないのにあんなドッバアアアア!と落水するってどういうことよと。ていうかそもそも雨漏りしてることが発覚した日も雨なんて降ってなかったわけで、雨漏りではなく排水管に問題があるとか別の原因があるのではないのかと。
いろいろと「?」と思うところがあるなかで、これが一番気になったことでした。
いや、この家はまあどうでもいいんだけどさ、優の修理方法に問題があるならば(いや確実に問題ありそうだけど)先生のお宅が心配になるんで。

あとはやっぱり役員とインターン以外の一般社員は社長についていくことを選ばなかったんですね。
再就職先を紹介したうえで「どうしますか?」と提案した結果『誰一人』社長に付いていくと言わなかったのかと思うと改めて前回の40人からの社員を路頭に迷わせるつもりなのか云々の言い争いはなんだったのかとなりますが、なんか・・・気の毒なのでそれについては考えないことにします。
(でも今回の衛は「トップ」としてカリスマ性とまでは言わんけどこの人に付いていこうと思わせる魅力を感じさせたと思うので、なおさら「誰一人ついてこなかった」事実が残ったひとたちのごっこ遊び感を助長するよねとは考えちゃったよね・・・)

あと衛に食事を作って「召し上がれ」という優にすごく違和感があったんだけど、今回父親も日常的に食事を作る家庭であることが判明し、父親が子供たちに「召し上がれ」と言っていたのだろうってことで(母親でも両親どちらもでも別に同じことだけど、なんとなく父親のほうがイメージしやすいというただそれだけの理由です)そこについても今後気にしないことにします。

気にしたら見てらんないんで、ひとつひとつ潰していく(目をつぶっていく)方向で。

しかし今吉さんが指摘したように空の衛さんに対する感情が尊敬だけではないことは初回から明白でしたが、優の衛さんへの気持ちは尊敬「だけ」だと思ってたのに今回一気に恋愛寄りになってんのはちょっとなあ・・・。
記事をパウチして持ち歩くぐらい尊敬し憧れていた人のいろんな顔を見たことで「氷河衛」に対する感情が変化するのはわかるけど、優の置かれてる状況も併せて考えるにその変化が恋愛に向かうってのは人としてモヤる。おまえそんなこと考えてる余裕あんのかよという意味で。
前クールでも同じように「一つ屋根のしたで同居する年上の社長に恋心を抱く部下」というシチュエーションでドラマ作りをしてたけど、せめてあれぐらいの段階を踏んでくれないとさすがにほかに考えることあんだろと言いたくなるわ。
これでこの“わんこ感”は氷河衛に近づいて取り入るための優の“戦略”で、北別府先生の作品を読んでボロ泣きしたのももちろんウソ泣きで、ほんとうの貌は別にあるってことなら手のひら返すけど。

ていうか直接お願いすべく漫画家宅に向かう衛さんが「心配だから」と同行するのは優ではなく秘書(のような役割)である空の役目なんじゃないの?。
引き続き金策に走ってるみたいなので現実問題として「衛さんのお供」は雑用係に任せるしかないとしても、なし崩し的にその場にいる優が正式にスリースターブックスの社員として認められるようになるために、空の存在が埋もれてしまっていることがバランスとしてよろしくない。

とか思ってたら次回はその空メイン回となるようで、このバランスが良くないと感じさせられることも仕掛けのうちなのかな。町田啓太への飢餓感を煽ったところで満を持してメインでドーン!的な。だとしたらなんか腹立たしい。