『仮面ライダーリバイス』第2話「悪魔はあくまで悪いやつ!?」

今回はそこかしこにWの匂いがしたけど(「さあ、お前の羽を数えろ」にはちょっと殺意が沸いたw)、50周年(レジェンド)要素ってこういうことなんだ?。

それから闇落ちの心配しかなかった弟・大二は(とりあえずは)バイスに弄ばれる方面に進みそうで一安心。闇落ち的には首になった元隊長のほうが断然近そうだし。

で、今回でバイスと「契約」し、次回からは正式にフェニックスの戦闘員として弟とともにデッドマンズと戦うことになるのはいいんだけど、初回の勢いというか熱量みたいなものが早くも落ち着いてしまってるのはちょっと気になる。そのせいで(か)初回以上にバイスの悪ノリが鼻についたし、バイスに対して電王のタロスズやオーズのアンクに匹敵する愛情を抱けるようにならないと厳しいかなーと。

ていうか、長男・一輝がフェニックスから契約を持ち掛けられてるのは任命式で「変身」したからで、それはその時に重傷を負った母親以下家族たちも目撃しているわけで、なぜ変身できたかといえば悪魔絡みであることはシステム的に明白だろうから早いところ「俺にはバイスという悪魔の姿が見えてるんで」ってことを説明してほしい。
「デッドマンズ」という悪魔崇拝の組織があって、それに対抗すべくフェニックスという公的組織がある以上、悪魔の存在は別に隠すことじゃないでしょ?。
バイスに対する一輝の反応=家族にとばっちりってのキャラ的に父親に向かうことが多くなりそうで、それが笑える描写ならいいんだけど今回みたいな感じで積み重なるのは気持ちがいいものではないので。

あーでも一般的な人間と悪魔の関係性と一輝とバイスの関係性が「同じ」とは限らないとは思うものの、バイスが特に母親を「美味しそう」だと見なしてることに一輝の深層心理が関係してるってことはあるかもしれないよね(だとすると今回の「銭湯は自分たちでも守れるけど世界は一輝にしか守れない」という母親の言葉は励ましにしか聞こえないけど一輝にとっては全く違う意味合いなのかもしれない)。とするとバイスの存在を家族に対し公にしないことにも作劇的な仕掛けがあるのかも。

今回バイスが「人間を襲わない」と一輝に誓いを立てたことそれ自体はいいんだけど、人間を襲うことが悪魔「ならでは」の欲望であるならば、一輝との誓いのせいでバイスは常に欲求不満ということになろうわけで、そこを変身し実体化して暴れることで発散できる部分はあるにせよ、悪魔としての根本的な欲望はじわじわと蓄積されていくかもしれない・・・?

なんてことを思ってしまうのは、OPの映像が思いのほかダークだったせいかもしれん。
ライダー?の実験施設?みたいなの、あれフェニックスの「更生施設」だったりしない・・・?。