『機界戦隊ゼンカイジャー』第26カイ!「改造王子と闇の外科医!」

ステイシーを直すために介人の母である美都子博士の“なにか”が使われるのであろうことは映像から見て取れていましたが、結論として「血を取られた(ステイシーを直すために人間の血が必要だった)」という、考えられるなかでは最もダメージの少ない「使われ方」で心底ホッとしました。だってもっと非道な想像もできたからさあ。

で、ステイシーによって“脱出”することができた美都子博士が事実上の“追加レギュラー”としてこれから物語を動かすことになりそうですが(早速界賊ファミリーと一緒に並行世界の解放された各トピアに行くとか楽しみすぎるー!)、わりとトンデモ展開なのに「血を採取するために解凍状態にあったため目覚めることができた」なんてところはしっかりしてんだよなー。
目覚めた瞬間「コールドスリープ?」と即座に状況を把握できる美都子博士さすがすぎるw。

そんな美都子博士の息子である介人が悩んだ末に川の水でスーツの顔をじゃぶじゃぶ洗って(これは結構な衝撃映像w)出した答え。

“俺がずっとやられなかったらステイシーの気持ちがいつか変わるかもしれない。だから諦めない。結果出すまで全力全開、失敗も挽回、何度でもトライ。すぐには無理でもまたカラフルに来いよ。やっちゃんもまってるから”

って、これがもう実に介人!。
介人のことを絶対に倒すといいつつヤツデの義娘であり介人の母親を逃がそうとしたことも併せてステイシーと介人との関係がこの決意によって定まったことでこれからがますます楽しみになるんだけど、しかしこれ、ステイシーというキャラクターは当初存在してなかったって考えるとなんとも反応に困るわ。
美都子博士がトジテンドから逃げるというのは既定路線だと想像するけど、ステイシーを噛ませることでその展開にまったく強引さや不自然さがないってことは逆にステイシーがいなかったらどうなっていたのかと。
てか公式が「シリアスパートを一身に背負うステイシー」ってなことを言ってるわけで、そのステイシーがいなかったらシリアスパート皆無の全力全開コメディ100%の作品ってことになってたかもしれないし、全編合体解いたら肩車してるような作品だったら絶対疲れる(笑)。


とにもかくにも、ステイシーのお召し物がちょっと涼しそうなものになってよかった。