『ボクの殺意が恋をした』第8話

突然ですが、わたし大好物がふたつありまして、ひとつは「ここは俺に任せてお前は先に行け」でもうひとつは「バトルシーンの背中合わせ」なんです。
でもスーツでビシっと決めた丈さんと柊が背中合わせになった瞬間「いやそっちじゃねーし!」と思ってしまった。そうじゃねーだろと。
でもよくよく考えたら丈さんと柊で合ってますよね。よくよく考えないと認められなかったけど、たぶんここは丈さんと柊が背中合わせするのが正解だわ。
デスプリンス改めラブプリンスはラブプリンスで自分の務めをしっかり果たしたしな。ラブプリンスなのに衣装チェンジしねーんだ?とは思ったけど(笑)。
でもあれかな、表の顔は人気モデル兼俳優なのに病院という公共の場で変な走りで追いかけっこしたり陶酔しながら舞ってても誰にも気づかれないのはデスプリンスの衣装がステルス仕様だからなのかな。それなら新しい衣装が間に合わなかった、ということで納得するわ。

で、デスプリンスは自分を庇って傷ついてしまった葵の病室で頭を抱えて泣く柊の姿を見て、2人の間に割って入ることは無理だと、できないと、そう考えるに至ったがゆえに『愛の伝道師・ラブプリンス』として生まれ変わったのだと、たとえ想いが叶わずとも葵のために生きると決めたのかと思いきや、イチャコラする2人を見たあと詩織に近づき協力?を持ち掛けるっぽくって、あーやっぱ嫉妬の炎は抑えきれなかったかー手に入れられないならばいっそ壊してしまおうってなことでラブプリンス改めデスファントム爆誕しちゃう!??

・・・と思わせておいて、詩織の懐に入る作戦なのだろう。最後の最後で詩織に銃を向け「ほんとうの目的」を語ったあと、柊と背中合わせになるに違いない!!。


しかし詩織さんはワルすぎないか?。
水野美紀が「じつは敵」というのは当初から誰もがその可能性を考えていたとは思うけど、自分の「悪事」を知られたから小池徹平を殺しこけしお嬢様を脅して使うとか、さすがに俺正義じゃ済まないでしょ。今の水野美紀ならば悪に振り切るのもアリだけど、だとしたら丈ちゃん間抜けすぎません?って話だし。
ってところで「柊の母親」のセンが出てきたことだし、詩織もまた組織(警察)に振り回された哀れな人間ってことになるのかな。

まあ『身体を捻って銃弾が心臓を貫くことを防ぐ』という手段で死を回避する(死を装う)ようなドラマなので、詩織の背景・動機がどんなものであるにせよ最終的に水野美紀もトンチキアクションしてくれたら満足できる自信がありますw。