『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』第6話

みんないいひとたちだな。
冒頭のメンタルヘルス研修のときとか、ゾンビ騒動のあたりはバカだなこいつらとしか思わなかったし、あとまあ突如天気が悪くなって(カッパ装備になって)次の瞬間雨上がってるとか天候が回復するまで待てないほどスケジュールかつかつなんだろうな・・・と気がそれたりして、やりとり自体は相変わらず面白いものの中断前と比べてなんかひとつテンポがかみ合ってない感じがするんだよなぁ・・・と思いながら見てたはずなのに、川合がメンタルやられちゃった以降の、川合と藤さんの周囲のひとたちのやさしさに思わず泣けてしまった。

特に源!。「俺はなにも見てないよ」という意味であり、藤さんの涙を署員たちに見られないように規律違反になろうともスマホいじりながら壁になってくれる源さん素敵すぎるのになんでこのひとモテないの?いやまあなんとなくわかるけどw。

川合がショックを受けた理由が最初はピンときてなくって、仕事の調子が良くて藤さんにもそこそこ認められつつあることで浮かれ気味の川合が道路に落ちてるタオルケットを“ただのタオルケット”だと思って事故捜査の邪魔にはならないだろうと放置したせいで赤ちゃんが死んでしまったとか、川合の“ミス”ってことならわかるけど、あの状況で川合にできたことなど何一つないのになんでそんなにショック受けてんだ?と思ってたんだけど、そうか、『普通は』事故の衝撃で窓から飛び出して道路に落ちて血だらけで死んでる赤ちゃんなんてものを見てしまったらショック受けるよな。

と、交通課の部長の言葉を聞いて自分がいかに無神経なのかを思い知らされて真顔になってしまった。

とか言いつつ白バイ隊員がヘルメットのあごベルト締めずに走り出してんじゃねえぞ!とすかさずチェックするのがわたしという人間です。血も涙もなくてスマン。

で、川合に似ているという藤先輩の同僚は生きてるのか!。
てっきり亡くなってるんだと思ってたので驚いた。と同時に生きているならば藤さんの抱えているものが予想よりも重くはなさそうだなと思いかけたものの、生きているからこそ(言葉を交わせるからこそ)こじれてしまう、ということもあるか。

川合を轢いた運転手に対するハコ長の激高、川合になにがあったらと泣く藤さんの様子、それから川合と同じ言葉を藤さんにぶつけた桜が首にコルセットを巻いていて今もリハビリをしていることからして、桜はハコ長とコンビを組んでいた勤務中に交通事故に遭い、今なお身体の状態は回復していない、ということだろう。
そして藤さんは桜を轢いた犯人(の車)を探してるってところか。

でもそのことが藤さんに対する川合の信頼が揺らぐ理由になるってのがわかんないんだよな。
藤さんが交番勤務を希望したこと(それにより川合とコンビを組むことになったこと)には「目的」があると川合が知ったとして、それが「管内をくまなく見廻る交番勤務を通して桜を轢いた車を探す」というものであるならば、別に二人の関係にひびが入るような理由じゃなくない?。というか川合だったら「そういうことなら早く言ってくださいよーう。私も一緒に探します」とか言いそうなもんじゃん。
それに、桜と川合が似てるんだとして、藤さんが川合に桜を投影してるところがあるのだとして、藤さん大好きな川合にしてみりゃ藤さんが自分に他人を重ねてみてることはそりゃ多少は面白くはないだろうけど、でも桜は同僚で自分は後輩だし、川合ならばやっぱり「私は桜さんとは違います。私は私です」って言うと思うんだよな。

だから藤さんの事情というか、川合に「隠してること」はそんなことではないのでしょうが、ぜんぜん想像がつかない。一体どんなことなのだろうか。