『ボクの殺意が恋をした』

中川大志の役が「最高に間が悪い殺し屋」で、暗殺のターゲットである新木優子に恋をしてしまってさあ大変ってなドラマのつもりで初回を見ましたが、中川くんは清掃員であって殺し屋じゃないし、新木さんがフジッキーを殺してるし、なにこれ。

殺し屋はフジッキーで、フジッキーはテロ組織に資金提供してる疑惑を持たれてる新木さん(売れっ子漫画家)を殺すことを最後の仕事として殺し屋を引退しようとしてたんだけど、おめかしして夜の埠頭で佇んでるところを背後から新木さんに撃たれて死んで、表向きは生安の刑事だけど実は合法的に逮捕できない悪党を秘密裡に葬るための暗殺組織のチーフである水野美紀から事情を聞かされた中川くんはフジッキーの仕事は自分が引き継ぐ、ターゲットを俺が殺してフジッキーの仇を取ると宣言するも間が悪くて殺せないどころか2度も新木さんを助けてしまった挙句「私のボディガードになって」と言われました

ってな初回でしたが、子供のころからフジッキーに仕込まれてきたあれこれは意味のわからん指導だと思ってたけど実はプロの殺し屋に育てられた人間が生きていくために必要な「力」を養うものだったんだ!と中川くんが思うのはいいとして(風船を取るべく木に登る身軽さや、シャンデリアの落下から新木さんを救う動きは素人のソレじゃなかったんでフジッキーが“鍛えてた”のは間違いないんだろうし)、だからといって銃を撃つどころか持ったことすらない人間を「殺し屋」として認められるのか水野美紀!?そんなもん他の女優が認めても水野美紀が認めるはずがなかろう!としか思えないし、フジッキーがほんとうにエース殺し屋だとしたら突っ立ってるところをターゲットに背後から射殺されるエースって一体・・・ってな話なわけで、フジッキーが新木さんに殺されたというのは嘘で、中川くんを新木優子ボディガードにするための仕込みなんだよね?。たのむからそうだと言って。

なぜならば『表の世界では人気モデルで裏の世界では殺しに美学を求め「デス・プリンス」と呼ばれる殺し屋・鈴木伸之』←この設定にわたしは抗えないので最後まで見続けなければならないからです。
願わくばデス・プリンスは3話ぐらいで「俺の美学に相応しい依頼が入った」という理由でアデューしてくれないか(そしてデス・プリンスの代わりに新たな殺し屋が登場すると思いきや、それは中尾明慶だった!ってことにならないか)と思いつつ、せめて水野美紀には余計な引っかかりを覚えることなく笑わせてほしい・・・。


新木優子の暗殺依頼者は田中みな実で間違いないですよね。テロ組織と繋がってるのは新木優子ではなく田中みな実だったってことになるのは間違いない。