『私の夫は冷凍庫に眠っている』最終話

弟と兄の死体が入れ替わる流れも、冷凍庫の死体を移動させた先に両親の死体があることも、青柳翔が殺されるであろうことも予想通りではありましたが、最後に生き残るとしたらこの人だろうと思った斉藤由貴の孔雀先生が夏奈(とカウンセラーから母になった浅田美代子)にとって「死体廃棄所」扱いでしかなかった、ということは大いに驚いた。

「私の人生の邪魔をする人はいらない」と言いつつ青柳翔をぶち殺し、戻ってきた「私の夫」にウエディングドレスのファスナーをあげさせる夏奈。
予定通り結婚式はすると、亮でも奏でも「どっちでもいい」「私の幸せの邪魔をしないなら」という夏奈は、保護者であった木芽を捨て、一番側で見守り続ける孔雀をも、いつか捨てることになるのかもしれない。

・・・というオチはけっこう好み。