『珈琲いかがでしょう』第5話

なるほど、青山さんにはこういう過去があるから中村倫也でテレ東なんだな、ということがよくわかる過去回でした。
磯村くんの攻める演技を表情だけで受けて返すこれぞ中村倫也!!。

そして「この頃から俺は手癖が悪かった」と初恋の女の子が口から出したさくらんぼの種を盗んだぺい少年は、今回で「アニキから貰ったいちごキャンディー」であることが分かったそのいちごキャンディーの包み紙で「青 山」と文字を書いてしまう今のぺいと直線で結びつくわけで、磯村くんのぺいもなかなかどうして魅力的ですが、これまでと世界(観)が違い過ぎて戸惑ってしまった・・・。特に戸次の話とのギャップたるや・・・。

でもそのギャップはまさしく青山さんの人生なんだよね。『珈琲』と出会った青山さんの人生そのもの。
でも、同じタイミングで同じ『珈琲』を飲んだぺいの人生は変わらなかった。変われなかった。
これまで青山さんの珈琲によって救われた人たちを描いてきたのに対し、とことん救われない、救われなかったぺいがいる。
そこがドラマとして面白いんだけど、ぺいには救いがあって欲しい。