『大豆田とわ子と三人の元夫』第3話

いやまあそもそも「画面作り」の方向性が全然違うんだけどさ、芸人ですらこんなにも「素敵」に描いて映してる一方で、一応イケメン枠の役者がラブコメなのに全く素敵に見えないってどういうことなんだろう?(あえてドラマ名は言わないけど)。

なんてことを考えてしまうぐらい、東京03・角田さんの佐藤が良かったわー。とわ子との出会い、プロポーズの経緯、離婚の理由といった「ストーリー」としてはなんてことない話だったけれど、最初についた嘘を誠にするために努力したとか(男としては好きにならんけど)人間として愛せるなーと、こんなにも器ちっちゃいのに!。

でもあの流れで花を1本スイっと抜いてシンシンに贈る、という八朔の手管の前ではただの眼鏡ですけどね(笑)。
これだけのボリュームの花束となれば結構な金額だろうけど、それをこれほど器のちっちゃい男がとわ子のために用意し恩着せがましいことも言わなかったことが八朔のこの何気ない行動一つで上書きされてしまったんですけどね(笑)。

で、三人の元夫にそれぞれ「新しい恋」の相手がいるのかと思ったら佐藤もシンシンも今回でどうやらそんな方向には進まないことが分かったわけですが、八朔もこの流れに乗るのか?と思ったところで市川実日子演じるとわ子の親友とどうにかなるわけ!?という予告に「え?そっち・・・!?」となったんですけど、ほんとにそっちだったらどうしよう・・・。
親友の恋人を寝取るのはクズの所業だけど元妻の親友とそういう関係になるのはただでさえエロスなのにそれが松田龍平とか!とかとか!!。


今回工とたくじと続いた「とわ子と絡むイイ男枠」がなかったけど、神尾楓珠くんがそれだったのかな。
佐藤がたまたま入った店で「しろくまハウジングの社長」の悪口言ってるというドラマ的偶然はさておき「死んで」という強い言葉で腐してたのにはイマドキの若者はそんな感じよねと思いながらも哀しくなってしまったけど、なんて言ってやろうかトイレで悶々としつつ佐藤が戻ってきたらとわ子の「社長」としての在り方をちゃんと解ってくれててホッとしたもん。だったらなんで「死んで」なんて言ったのか?とは思うけど(ノリで、ってなところでしょうが)。

・・・って、あれ?仲島くんちゃんと「イイ男」だったってことは、工とたくじ枠ではないってことか(笑)。
そうそう!イイ男と言えば仲島くんの先輩ポジションの弓削っちよね!。心から素晴らしいと思った仲島くんの「作品」を「商品」にしたとわ子に対する「さすがですね」はプロの建築士としての尊敬と社長への皮肉が半々ってことだと解釈するけど、仲島くんには自分から話すと、とわ子にとってはキツイ一言だけど「会社に幻滅するより俺に幻滅したほうがマシですから」だったかな?そんな感じのことを言い捨てて離席する弓削っちの三上さんカッコよかった。