『イチケイのカラス』第3話

毎度毎度「職権発動!」して裁判官がちょろっと調べて(そう見える)ちょろっと諭しただけ(そう見える)で関係者が証言を翻したり本当のことを話したりして事件がひっくり返る作品なのでそんなところを気にするほうがバカだと言われたら返す言葉はありませんが、18年前に判決を下した裁判官が再び同じ被告人の裁判官を務めるって許されることなのか?。駒沢部長でさえ今回は「いつもと違った」わけで、そういうことにならないように同じ被告の裁判には関わってはならないという決まりがありそうなもんだけど。

イチケイ的には満足のいく結果ってことなのかもだけど、“義父のDVに耐えかねた中学生の娘が衝動的に殴って死なせてしまった”と、その時点で警察に連絡していればそれだけで済んだ話なのに、余計な工作をしたことで母親は罪に問われ警察官という安定した職を失うことになるし、野上も前科二犯じゃ人生終わったようなものだろうし、人生終わったのは殺人を犯した娘もそうだし、罪を償う機会を奪ってはならないのは確かにその通りだとは思うけど、一家そろって前科者となるこの親子のこれからの人生を思うとなんでそんな和気あいあいとした感じで終われるんですか・・・?という違和感が残る。


みちこの散歩をするみちおがちゃんと(明確に視聴者がそうだと判る)マナーバックを持っていたところは評価します。