『機界戦隊ゼンカイジャー』第4カイ「ブルブルでっかいおせっかい!」

掃除しかやらせてもらってないとはいえ一応「悪の組織」の構成員でありここまで外出することがなかったブルーンがどんな経緯で介人たちと知り合い、そして仲間入りすることになるのだろうかと楽しみにしてたけど、あまりにもブルーンがうるせえってか面倒臭すぎて、早々にどうせ仲間入りするんだからなんでもいいわとなりましたw。

が。
ブルーン経由でなにげに重要な情報がゼンカイジャーの知るところとなったよね。

まず、キカイトピアでは一般キカイノイド(下層階級)は得られる知識は制限されている(満足のいく教育を受けさせてはもらえない)(それだけハッキリした階級社会である)こと。
次にトジテンドにより並行世界が「トジルギア」に閉じ込められていること。
そしてトジルギアを踏み潰して巨大化したワルドを倒すことにより、閉じ込められていた世界が解放されていること。
さらにそれもう言っちゃうんだ?な「介人の両親がトジテンドにいるらしい」こと。

ここまでは「世界初のことがしたい」という介人がジュランと出会い勢いでトジテンドと戦って倒して、キノコが生えたり氷の世界になったりボクシングが始まったりしたのをなんとかしつつ仲間を増やしてきたわけだけど、ブルーンが加わり5人が揃ったところで「勝手に世界を閉じ込めて、その力を勝手に使って、勝手に人の世界を襲ってくるなど許せない」という介人の怒りは至極もっともで、トジルギアによって生み出されたワルドを倒せばその世界が解放されると知ったことでゼンカイジャーに「世界を解放する」という明確な目的ができたってのはとてもいい展開だなあ。

メンバー集めが終わったら「おかしな能力で攻撃された」から「それを止めるべく戦って勝つ」という話がしばらく続くんだろうけど、「攻撃されたから反撃する」のは当たり前でそこになにか理由が必要?と言われたらそれまでだけど、やっぱり「なぜ戦うのか?」という理由付けは必要だと思うんだよね。少なくともわたしは理由が欲しい。
ジュランはまあなんとなくだったけどマジーヌとブルーンは「トジテンドと戦う」ことを自分の意志で決めた(宣言した)のに対し、唯一の人間である介人は特に。
だから「世界で初めてゼンカイギアを使ってトジテンドと戦ってる」という介人の・・・ワクワク?は尊重するとして、「閉じ込められた世界を解放する」という『ヒーローとしての目的』がはっきりしたことで、個性的すぎるキカイノイドたちのやりとりと、これからさらに加速するであろう怪人の昭和ネタっぷりをまっすぐ楽しめそうです。

しかしボクシングトピアって世界として凶悪すぎません・・・?まさしく「戦わなければ生き残れない」すぎだろ・・・。