『機界戦隊ゼンカイジャー』第1カイ「キカイ世界はキキカイカイ!」

キラメイジャーがだいすきすぎるのでどうにもこうにも気持ちが向かないところがあったりしたわけですが、初回を見終わるころには「それはそれこれはこれ」という気持ちになってました。
というか画面がガチャガチャしすぎててキラメイジャーに心残しながら見てる場合じゃなかったわ。音の情報量とかはんぱねえ。
というか、宙明サウンドに思わず正座しちゃったわ(笑)。あとアイキャッチ復活が嬉しい!。

主人公が生きている世界と並行して各戦隊の世界があって、そのほかにもキカイノイドが生きる世界があって、なぜか主人公の世界とキカイノイドの世界が混ざってしまったと。
そのキカイノイドの世界を支配するトジテンドという大王は、各戦隊の世界を閉じ込めていて、残すは主人公の生きる世界のみ(キカイノイドの世界と混じってしまったせいで閉じ込めることができない状態)だと。
キカイノイドにもいろいろいて、ジュランは一般人ならぬ一般キカイノイドで、トジテンドを頂点とするピラミッド階層においていわゆる上級キカイノイド以外はどうでもいい扱いなのかな。
で、上級キカイノイドたちがこの世界(主人公の生きている世界)も閉じ込めるために混ざってしまったことでこの世界に存在している一般キカイノイド諸共消してしまおうとしていると。

で、行方不明になってる主人公の両親は自分たちの世界のほかにも平行世界があると唱えていて、キカイノイドの世界だけでなく各戦隊の世界も発見していたのみならず、各戦隊の力を「センタイギア」として使うシステムを開発してたってなことだけど、この両親ナニモンだよ!?ってのが作品通しての『謎』ってことになるのかな?。
見た感じトジテンドが各世界を閉じ込めてる銀色のやつとセンタイギアは似通ってるし、それから両親が作ったという「セッちゃん」と鈴木達央ボイスのトジテンドの鳥も似てるし、主人公の両親が変身アイテムを開発した理由、開発できた理由、それがトジテンドのものと同じ(ように見える)理由はいつ頃明かされるのだろうか。
そしてそこにこの世界とキカイノイドの「一部」が融合してしまったことも繋がっているのだろうか。

で、この記念作品においてスーパー戦隊が「どういう状態」であって、各戦隊の力を「どう使うか」。

事前情報としてはなにも入れずにまっさらな状態で見たわけですが、各戦隊(の姿)そのものに変身してたゴーカイジャーと比べるとワクワク感が絶対的に足りないなぁ・・・。
気持ちというか反応的にはセッちゃんの説明を聞く郁恵ちゃんの「へー(ぼうよみ)」と同じ感じだったもん・・・。

基本はこの戦い方でいいとして、素顔の戦士の登場は(コロナだし、平行世界という設定だから)無理だとしても、閉じ込められてる各戦隊が解放されるときにその戦隊らしいワクワクできる描写があったりすると嬉しいんだけどなー。

って、あれ?今感想書きながら気づいたけど、ゼンカイジャー以外の戦隊はすべてもう閉じ込められ済なんだよね?。でも両親が作ったというセンタイギアには各戦隊の「戦う力」が込められてる(それを使ってゼンカイジャーは戦う)んだよね?。あれ?もしかして両親が各戦隊の「戦う力」をセンタイギアに取り込んでしまったことで各戦隊がトジテンドによって閉じ込められてしまった・・・なんてことだったりします?。

ジュランが「おっさんキャラ」だというのは発表会を見たので知ってはいましたが、その「おっさん」を表現するものとして「ちょ、待てよ」とか「ぶっちゃけ」というわりとズバリな、わりとストレートなキャラ設定にしてきたことはちょっとびっくりしたと同時にそうかあ・・・そういうアプローチかぁ・・・とふくざつなきもちです。そしてなるほどだからあさぬまさんなのかと納得。

人間主人公に対して声優が4人となればどうしたって電王を思い出してしまいますが、こちらは「キカイノイド」というだけで恐れられたり嫌われたりするところから始まって、「キカイノイドと仲良くなりたい」という主人公とともに人間を助けるなかで今回助けた少年のように理解者が増えていく、という話でもありそうなので(人間の立場からしても「自分(たち)とは違う存在を理解し受け入れる」ことの大切さを描くのかと)、そういう目線でも「それはそれこれはこれ」で楽しめるといいな。