劇中のセリフじゃないけどなにこの多幸感。
満を持しての阿部サダヲが「潤 沢」(間の『半角スペース』は姫たちのことwwハイフンですかよww)のリーダー「たかっし」(こっちの「っ」が姫ゴコロをくすぐるってのはごめんちょっと意味がわかりませんwってな感じだけど、でもたかっしによって女性ホルモンが活発化するのはなんかわかる。恋する母たちで演じた役もだけど“女を落とすモード”の阿部サダヲはヤバイよな)として登場したことを筆頭にこれだけネタ詰め放題のドタバタ展開だというのに(一番好きだったのは「なかにし札」ですw。純烈の隙間産業と言いつつ(純烈が存在してる世界線の話なのか!w)有線大賞新人賞受賞したというし、鶴瓶の家族に乾杯の撮影があったというし、そこまででわたしのなかで潤 沢に対する謎の過大評価が出来つつあったこともあって「秘すれば花」という知的なタイトルであることだしなかにし礼が作詞しててもおかしくないのかもとか思ってしまってこれ言われなかったら気づかなかった自信しかないw)、そのなかでしっかりと、丁寧にというよりもこれよみがしに布石を打って打って打ちまくってのことなので流れが自然で、そんでもってのJUJUのマイウェイよ。
昔の女巡りの旅の果てが、能楽師として人間国宝として生きた男のもしかしたら最後の舞台になるかもしれないのがこの「マイウェイ」だなんて泣くだろこんなん(あとまあこれはジャニーズの長瀬智也が好きなわたしの勝手な思い込みですが、宮藤官九郎と西田敏行から長瀬智也へのエールという意味合いもあるのかなーなんて思ってしまったので余計に泣いちゃいますよね・・・事務所辞めるのは止めないけど表舞台にはせめて片足残しておいてくれないかと願いながらダラ泣きでしたわ・・・)。
で、トドメが末広さんな。絶妙な距離感でずっと同行してくれてた(これ仕事じゃないでしょ?ノーギャラってことよね?)末広さんがカメラ構えた瞬間のピースの嵌りっぷりったらなかったわ。これぞカタルシス。
全然写真を撮る気がないことが気になってはいたんだよね。子供の頃に家族でハワイに行ったときの写真しか“家族写真”がないってんで、もう一度家族旅行に行ってその写真を超える家族写真を撮るってのが始まりだったのに写真の写の字も出ないってか、ていうか誰かカメラ持ってんの??ってことが頭の片隅にずっとあったんだけど(まあ今はスマホで撮れるけど、でもやっぱりちゃんとしたカメラで撮ったほうがいろいろといい感じじゃん?)、楽しすぎて写真撮るの忘れた!というズッコケオチか?と思いかけたところで絶妙な距離感の末広さんによるこれぞプロの仕事!!に感動したわ。
ハワイで撮った家族写真は「母さん」が撮ってくれたものであるわけで、前回と今回の家族旅行で『母親不在』についてはどう扱われるのだろうかとやや不安に思うところもあったんだけど、母親を亡くしたこともまた観山家の歴史であるわけで、それがあっての『今』であるわけで、風のように現れてパシャっと撮って去っていった家族とは全く関係がない末広さんが撮ってくれた写真を見たさくらの感想、という落としどころも含めて多幸感に包まれる6話であった。
これで寿三郎と子供たちの話としては一区切りなのかな。
親父の「帰りたい」にブチ切れした寿一を誰よりも先に「じゅいっちゃん!」と止めに入り、お風呂で転びかけた寿三郎の右側介助を大州と変わったあたりで寿限無の遅れてきた反抗期も終わりかけてんなーとは思ってたけど、きょうだいたちが親父のマイウェイに感極まって口々に親父への想いを素直に口にする中で「もっと甘えてもいいかな」はウルっとしかけたけどそのあとの「とりあえずタメ口で」に吹いたw。
踊介への「次お前っつったらぶん殴る」のところで継承順位で言うと「1番はじゅいっちゃんで次が俺」って時点で寿限無の中で本気で跡目争いするつもりはないってこともわかったし、これからは寿一と息子の話だったり、舞と息子の話だったり、あとまあ踊介の恋の行方だったりといった「家族の話」になるのかな。
しかし踊介はほんっとに踊りというか芸事のセンスねーんだな(笑)。たかっしの振り付け指導に「なにこれ!?能よりぜんぜんスッと入ってくる!」と興奮してたけど、どのフリも微妙に違うし歌詞の適当さも絶妙ポンコツで、こういう家に生まれてここまで才能皆無ってのもそれはそれでキツイものがあるよなーと思いつつもなんだかんだで人生楽しそうだからいいのか(笑)。