『魔進戦隊キラメイジャー』エピソード31「おもちゃ」


今のところ、完全なりきりセット(DXキラメイチェンジャー&キラメイショット&キラメイソード)とDXキラメイジンセットとDXキングエクスプレスセットを購入していて(甥っ子のために)(いやキングエクスプレスセットはわたしが欲しくて買ったんだけど)、次はザビューン買おうね!と言ってるうちにDXグレイトフルフェニックスが登場し、まあこれは買わなければならないだろうな・・・という状態なのですが、

いやこれDXギガントドリラーも買わなアカンやん・・・・・・・・・←イマココ


そしてEDでトドメを刺すという、実に恐ろしい回であった。


「宇崎竜童・阿木燿子コンビ」が戦隊のキャラソンを作ってくれて、それを「昭和歌謡好き」の宝路が歌うってんでめちゃめちゃ楽しみにしてたんだけど、宝路が歌いだした瞬間「・・・」となり、最後まで無言で聞いて、予告も黙って見て、そっとレコの停止ボタンを押すことしかできなかったよね・・・・・・。



わたしの懐事情はさておき、思いっきりクリスマス前販促回でありながら、あらゆる意味で「今を生きる子供の気持ち」を真正面から描きそれをヒーローが救うという全ての親子の心にストレートに届くであろう素敵な話で、夕日をバックに「ママにぎゅーってされる龍生くん」をロボ(魔進たちと充瑠と宝路)が見守るショットにはちょっと目頭熱くなったわあ。

シングルマザーであろう母親が働かなければならないのは現実で、それを解っているから子供は「寂しい」と言わずに我慢していたわけで、それを母親に言ったからといって現実の状況は如何ともしがたいわけで、「出かける前にギュッとしてくれたらそれでいい」という落としどころはいつもながらお見事。
ヒーロー周りの設定はキラキラふわふわしてるんだけど、物語は地に足が付いている。それが作品の魅力であると「販促回」で再確認させるとかほんと恐ろしいわキラメイジャー。

で、充瑠なんですけども。この状況下でありながら龍生くんの「孤独」に反応してしまう、敏感にそれを見取ってしまう充瑠って一体どんな家庭環境で育ってきているのだろうと思ってしまうんだよな。「普通の高校生」であるはずの充瑠のプライベート、具体的には家族についてここまで一切描かれていないことが実は気になってるんだけど、充瑠も龍生くんと同じように毎日孤独で、だから絵を描いてイマジネーションの世界に・・・逃げていたのかな?と。柿原さんの“本性”を画にしたのも常に他人、主に家族の顔色を窺って生きてきたから観察眼が養われたってことなら納得だし。それを素直に描いちゃうどころか悪気皆無で「ホラ!」って当人(柿原さん)に見せちゃうのはまあアレなんだけどw(そこがキラメイジャーに選ばれた理由ってことでw)。