『仮面ライダーセイバー』第8章「封印されしは、アーサー。」

アヴァロンで手に入れたキングオブアーサーの力を上手く使うことができず、そのせいで尾上が石化という事態を招いてしまって自分を責める飛羽真・・・という話でしたが、飛羽真って戦うための訓練とか全くやってない職業小説家じゃん?。倫太郎たちソードオブロゴスの剣士たちはそれぞれ今まで鍛錬を積んできたのでしょうが繰り返すけど飛羽真はそんなことはしてきていない小説家だし、聖剣に選ばれセイバーとして戦うようになってからも訓練を行ってる様子はないよね。だから新しく手にした力を使いこなせないのは当たり前だと思うの。使えないならそれこそ倫太郎がやっていたようにリベラシオンで修行すればいい。なんでそれを誰も言わないんだろう。それでも使いこなせないとなって初めて「自分は一人で戦っているのではない。仲間がいるじゃないか」となるのがヒーローもののセオリーじゃないのかなぁ。

ていうかこれまではホイホイ使いこなせてたどころか小説家ならではの発想力と言っていいのか、倫太郎を驚かせるほどの力の使い方をしてたぐらいなのに、アヴァロンで謎の男(市川知宏くんだったね。入江くんといい市川くんといい、研音はこのポジションに狙い定めてんのか?)にちょっと思わせぶりなこと言われたぐらいでアーサー王の力をプレッシャーに感じるとかそこからしてわかんない。
カリバーも欲しがってるぐらいだしこれまで誰も行ったことがないアヴァロンで手にした力であるわけだからこれまでのライドブックとは力の大きさ・強さがぜんぜん違うんだろうなってことは想像できるとして(そもそも今使ってるライドブックの入手経路がわからないからその点において違いを見出すのは難しいけど)、もう一度言うけど謎の男に言われたことをなんでこうまで引きずってんのか、神山飛羽真というキャラクターがわからん。あれだけ俺のせいでとウジウジしてたってのに石化が解かれて息子に「俺スゲー」する尾上に「あんたなにもやってないじゃん」と三人と一緒になって突っ込むのもノリがいいと捉えればいいんだろうけどこれまで見てきた感じだと飛羽真が「そういうノリ(性格)」だとも思えないし。

それから前回の感想でメデューサメギドが街を3つ同時消した目的はなんなのさ?と書きましたが、メデューサは三姉妹だから三人それぞれが消しましたってことだったんだね。だったらメデューサメギドではなくゴーゴンメギドと名乗れよってのはそれとして、未だ2つの街が元に戻らず、敵の戦力に押され気味であるうえに尾上が石化してしまいロゴス側は不利な状況であることに対し、飛羽真が考えた作戦が「ライダーが全員で片方の街に行って戦っていればもう一つの街にいるメギドもやってくるからそこをまとめて叩けばいい」ってなぜ「もう一人もやってくる」と断言できるのかわたしにはわからん。

つーか番組開始と時を同じくして戦いが始まったってな設定ではなくソードオブロゴスは昔からずっと戦っているわけで(そのための組織であるわけで)、現役の剣士たちも飛羽真がライダーになる前から戦ってるわけだよね?。それなのにこの程度の作戦を剣士になって日も浅い飛羽真に指揮されなきゃできない(考えつかない)の?ってな話。
剣士たちは個人行動が基本(一騎当千的な感じで)だから共闘という発想があまりないってなことなのかなーと好意的に考えてみるも、だったらこんな簡単(アッサリ)に「俺たちの絆」みたいな雰囲気にならないでほしい。“円卓の騎士”という単語が出たことだし、「絆」描写がこれほどまでにペラいのはいずれ裏切りがあるからだってことであるならその展開になったときに謝るけど。


あとはまあ、尾上が持ってる土豪剣激土ってすごく重いんだろうなと思ってみてたんだけど、空くんでも持てる程度の重さだったんですね・・・ってのがあったけど、これはまあ(どうでも)いいや。