『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』第2話

この作品がなにを描こうとしているのか、どういうテーマのもとで作られている作品なのかはまだよくわからないのだけれど、2話にして黒沢がマジでいいやつすぎてなんかもうお前幸せになれよ!!なってくれよ!!と、黒沢が幸せになれないとしたらそんなの世界のほうがおかしいよ!!という気持ちになったわ。好きなひとに似合いそうなパジャマ買っちゃうのはわたし的にはアウトだけど(シャツとかアクセサリーはセーフだけとパジャマは妄想が生々しいのでアウトです)、借りたマフラーを洗って返す→『もったいない』からと慌てて取り返すってこの流れはわかり過ぎて、もったいないのわかる!!!!!ってなったし。

(ていうかこの年頃の男って浴槽に浸からずシャワーで済ませるイメージだけど、黒沢の性格からして邪な思いなどなく純粋に「安達に疲れをとってもらいたい」からと完璧適温のお風呂を用意したに決まってるとして、安達の性格と状況の処理ができてない状態からしてお風呂のお湯を抜いて洗って湯張りして出てくるとは思えないのでつまり『安達の残り湯に入る黒沢』ということになっただろうわけで・・・。それまでの黒沢に対してだったらそんなことは考えなかったと思うんだけど「もったいない!!」発言を聞いてしまったら黒沢たぶんダメだダメだと言いつつも一口ぐらいはお湯・・・飲んだだろ?と考えずにはいられませんw)

そんで「頭のなかで思ってること」にしちゃ綺麗な文章になりすぎちゃってるだろとは思いつつも書類を整理しながらダダ漏れしてる黒沢の想いがまさに純粋まさにピュア!すぎて、切なさにぐわーーーーーっ!となって、そしたら安達がガッとエレベーターのドアをこじ開け不器用な笑顔で飯に誘ってくれたもんだから、「うわああああ!黒沢ああああああああああ!!!!!」と抱きしめてやりたくなりました。あれ?わたしめっちゃハマってね?(笑)。

もともと大人しくてどちらかといえば引っ込み思案な性格なのかと思いきや、親友の前では普通だしなんなら快活と言っていい感じすらしたので黒沢が恋をしてるのは“職場の安達”であって、本当の安達とのギャップ云々ってそこいらへんがドラマの鍵になるのだろうかと思ったんだけど、書類のシーンで黒沢はすでに“ほんとうの安達”のことをちゃんと解ってると、だから安達のことが好きなんだってことが怒涛の切なさを伴って伝わってきたので、そのセンはないね。ないない。

って、恋愛小説家云々はともかくそのルックスで柘植おまえも童貞なんかい!!w。