『テセウスの船』第2話

行方不明になるのは明日のはずなのに一日早く姿が見えなくなってしまい、村人から疑いの目を向けられるなか夜通し探すも見つからず、心折れかかってる主人公のところにカーチャンがやってきて、何かあったときにはいつもお願いするという祠で無事発見を祈ってるところに家族がみんなやって来て、見て星が綺麗!みんなで手を繋ごう!って、女の子見つかってないのになんだこいつら・・・とか思ってたら、容疑者の筆頭だった翼が服毒死したってんで「過去が変わり始めてる・・・」ってこの主人公今頃なに言ってんだ?。

雪崩に巻き込まれて死ぬはずだった男を救い、火事で死ぬはずだった男を救い(結局火事にはならなかったんだよね?)、行方不明のまま見つからないはずの少女を発見することができたと。すでに死ぬはずだった3人もの人間の人生を変えてしまったことが翼の死にどう影響したのか、その説明は次回を待つとして、自分が過去を変えることで最悪別の誰かが死ぬかもしれないことを全く考えてなかったんですかねこの主人公。主人公の目的は自分と家族が送ってきた辛い人生をチャラにするというか「家族の笑顔を取り戻す」ことで、村で起きた事件の阻止もつまるところは「親父の事件を阻止するため(そのためのステップ)」であって、そのために誰にどんな影響がどう及ぼうが関係ないと、自分(たち)の人生リセットが最優先だと、そういうスタンスで行動してるんだと思ってたんで(教師として子供たちと接するようになって「この子たち」を守りたいって想いは強くなっただろうけど)、今更なに言ってんだコイツですわ。

ていうか、父親にこの先に起きることについて言うわけにはいかないという気持ちはわかるけど、でもノートの存在バレちゃったことだし、父親のことをほんとうに「信じる」というのなら、ノートを見せて全部話して、俺と一緒に事件を阻止&真犯人を見つけようって方向に切り替えるほうがいいと思うんだけど。なにも自分の素性とか、母親には「父親はいない」と言われて育ったとか、殺人犯の家族として迫害されたとか、そんなことまで説明せずとも事件の事実だけを話せばいいでしょうよ(事件後の家族のことまでは嫁ノートに書いてないだろう)。そりゃ父親はショック受けるだろうけど、でもここまでの時間を思えば父親が強い人間だってわかるじゃん。未来からやってきた自分のことも信じると言ってくれたわけじゃん。父親の無罪だけじゃなく父親の強さも信じろよと言いたい。

って、竜星涼がこんなに早く(芸人よりも早く)退場するとは思わなかったわ・・・。安藤政信の投入なるはやでお願いします・・・。