『グランメゾン東京』第4話

ホール担当で雇われた二人は劇中で「紹介」があったというのに「柿谷くん(さん)」と呼ばれている部門シェフの人はなんの説明もされないまま普通にキッチンスタッフとして存在していて、まあ九割方裏切るんだろうとは思ったんで、というか裏切るとしか思えないんで、どんな経緯でグランメゾン東京に雇われたのか、どんな感じで尾花に認められたのかについてはあえてぼかしてるんだろうと察することはできましたが、まさか本格登場したその回で2.3個台詞喋って「裏切りました!」となるとは思いませんでした。
ドラマ好きの間では結構知名度上がってきてると思ってたんで裏切り要員としてももうちょい引っ張って視聴者に「あれ?もしかして裏切らないの?」と思わせたところで「やっぱり裏切ったー!!」となると思ってたのに・・・。

客が帰ったあとも姿を消した柿谷のことについて誰一人何も言わず、次回はカレー話になるようで、もしかしてもう出番終わりなの?。だとしたらホリプロもうちょい頑張れよ。
「ウニ出とるやないかーい!!」」はクッソ面白かったけど(笑)。
ていうか本気で潰そうとしてるんだったら柿谷にはウニごと姿を消させるべきだったよね。そこまでできない(命じなかった)あたり、この似非関西弁野郎も所詮小物よな。

で、そういやナッツ混入事件とかあったね(わりと忘れかけてました)ってことで、ラストで犯人は・・・京野!?となりましたが、パリの店って京野と尾花の共同出資って話だったよね?。自分の店でアレルギー事件を起こす理由がわたしには皆目見当つかないし、事件のせいで借金背負ったわけだし、京野のセンはないだろうからこの件については最後まで引っ張るでしょうが、グランメゾン東京に尾花夏樹がいるということがバレるのは(ドラマの流れ的に)このタイミングで正解だと思う。店が軌道に乗ったところで「あれアレルギー尾花じゃね?」と噂になって閑古鳥ってなありがちな展開にせず、更なるメニュー開発どころかフレンチレストランとは全然違う話にするのはいいんじゃないかな。それにしたって三ツ星目指してるはずがフードフェスでカレーって・・・ではあるけどもw。

リンダが記事内で尾花の名前を出したのは、自分に対して店を紹介してくれた相手としても恋人としても何も言わなかった(何の説明もしなかった)尾花に対するしっぺ返しの意図もちょっとはあるかもしれないけど、顔に塗られた泥を自力で拭おうとしてるからってことだよね(そしてそれが結果的に尾花を救うことになることも踏まえたうえで、そうしたのだろう)。
で、『記事に尾花の名前を入れたことで犯人が動き出す』と踏んでるということは、ストレートに考えるとリンダが犯人として想定しているのは尾花がグランメゾン東京でシェフやってることを知らない人物、つまりグランメゾン東京の従業員と丹後ではない、ということになるだろうけど、尾花の名前が再び世に出てしまうことを良しとしない人物ってセンもあるかなー。そこでほんとに京野が犯人だったら面白くはあるけど気持ち的にそれはイヤ。


手塚とおるから10万で買収されかけてる芹田についてはちょっと悩んだところで次回のうちにお金返して終わりだろうけど、わたしの希望としてはその金で最初に欲しがった包丁を買って欲しい。そんで尾花に「お前それどうした?」って聞かれて「gakuのオーナーの人から貰った金で買いました!あ!柿谷さんはgakuのスパイでした!」ってにこやかに報告してほしい。芹田にはそれぐらいバカであって欲しい。


ところで店の感じが随分とカジュアルというかカフェっぽいのはいいとして(でも店に入ったら店員全員から「いらっしゃいませー!」とか言われるのはちょっと・・・。ディナーコースで一番高くても7000円ぐらいの店ならいいけど、グランメゾン東京ってお高いんでしょう?。このノリこの雰囲気で結構な値段を払うってのは庶民にはハードル高いと思うの)、店に入るまでにあんな急階段を上らなきゃならない設定になんでした?。外からじゃどんな店かわからない、隠れ家的コンセプトなのかもしれませんが、いくらなんでもあの階段は急だし狭すぎるとしか思えないのだが、「三ツ星」にそういうところは関係しないのだろうか。