『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第33話「新たなる刺客」

ガイソーグ(の力というか存在)とは一体なんだったのだろう・・・。
リュウソウレッドになれなかったからってガイソーグに手を出して、闇落ちしかけて、それでも不屈の闘志でガイソーグの力を我が物にしましたと。そういうことならリュウソウジャーの「仲間」として2.3回ぐらい共に戦わせてやればいいだろうに、ガイソーグの力を使いこなすナダの戦いをマトモに見せてもらえないまま死んじゃうとかさあ・・・。

だってガイソーグって「鎧」だろ?。溜め込んでた怨念がなくなったとしても鎧は鎧でしょ?。敵の能力は相手の攻撃をコピーできることであって特に動きが速いというわけでもなさそうだったのに敵を捕らえるために自らの身に剣を刺させるのも「?」だし、特に身体が硬いってわけでもないんだろうに頭突き一発で頭部の装甲が破壊しちゃうのも「?」だし、どっちが致命傷になったんだか知らんけどどっちにしてもなんのための鎧なのよ?ってな話だけど、つーかなんでカガヤキソウル使わないの?ナダは早くしないとみんなが助からない(から自分のことは助けなくていい)って言ってたけどそれこそ「限界は超えるためにある!」でナダも救ってみんなも助けてこそのコウさんじゃないんですかよー!と思いつつもナダの最期はちょっとウルってしまったよね・・・・・・。

ナダの魂と引き換えに新しい力を手にするにしても弱いから旅に出るつもりのナダがコントロールできるようになったガイソーグから「マックスリュウソウル」が生まれる理屈がわからんし、これまで見てきた「ガイソーグ」にも「ナダ」にも『爪』要素なんて皆無だったのになぜ爪?としか思わんし、取って付けたように別れの挨拶残してるとか、つーかその映像いつ撮ったの?と、突如卓球大会が始まって、その途中でトワとカナロが消えて、探してるところに新顔のドルイドンがやってきてってな流れだったのに挨拶の中で「また卓球やろうな」と言ってるってことは、トワとカナロが消える→探すのこの「→」のところしかないじゃん。
卓球大会の時点でナダは修行の旅に出るつもりでいて、その前にみんなと楽しい思い出作りたくて卓球大会やろうぜとナダが言い出したのだろうと、だから別れの動画は卓球大会の前に撮ったのだろうと想像することはできるけど、だったらナダが「卓球しようぜ!」って言うところを見せろよと、もっとナダが「なんのつもり」でこの卓球大会を催したのかその気持ちを描けよと思いつつも、ちょっとウルってしまったわ・・・・・・。

レッドがクリスマス前のこの時期にマックス化するのは決定事項だとして、そのためにナダを死なせる必要って、あった・・・・・・かなぁ?。ガイソーグがマックスの素になるわけだからリュウソウガイソー・・・として戦い続けさせるわけにはいかないにせよ、登場から何週もかけてようやっと仲間入りできた次の回で死なせる必要はない、と思う。
ガイソーグの力をコントロールできるようになったとはいえガイソーグに蝕まれた身体のダメージは相当なもので、死ぬほどのことはなくともコウたちとそれほど長くは一緒に戦えないとナダ自身は悟ってて、だから数話共に戦って、そんで俺自身がもっと強くなるために旅に出るというメッセージと共にガイソーグの力を残して姿を消したってんでよくない?。コウとアスナはほんとに旅に出たと思ってるけどメルトとバンバとトワはナダの意図を解ってて、それでも「ナダは旅に出た」として再登場の希望を残して終わるんでもよくない?。
繰り返すけどナダのリュウソウジャーとしての戦いを見せずに退場(初戦で死亡)だなんてマックスのために死んだとしか思えず、それも含めてウルったよ・・・・・・。

わたし、なんだかんだで長田さんのナダが好きだったみたい。だからいまとても虚しい。