うーーーーーん・・・やっぱり或人が掲げる「ヒューマギアは人類の夢」の中身がわからんなぁ・・・。
番組が始まった当初は其雄に命を救われたという背景があることだし或人にとってヒューマギアは(誰かにとっての)家族や友人のような存在であるという認識で、そんな存在を「救えるのは俺だけだ!」ってんで破壊しなければならないだなんて辛いだろうなと思いながら見ていたわけですが、ここ数回は或人にとってのヒューマギアってのは「人間がより良い暮らしを送る」ために「人間の都合・希望に合わせた設定」でのみ働く存在で、「人類の夢」ってのはつまり「人類にとって夢の道具」ってことなんじゃない?と思えてきていて、コービーの一件で「ヒューマギアが自我を持つ可能性」を目の当たりにしたというのに不破さんは具体的にその危険性を理解しているのに対し或人は全くわかってない、どころか気にしてもいないことで、それが確信に変わりつつあるんですけど。
まあ或人は物心つくかつかないかってときから「其雄ヒューマギア」がそばにいて親代わりを務めてくれてたわけで、あたりまえにヒューマギアとは「そういうもの」として生きてきた、よくもわるくもその状態で思考停止してるのが今の或人であり、「ヒューマギアが自我を持つ」ことの意味をちゃんと理解することでじゃあどうする?ってところでここからが本番です!!ってことなのかなという好意的な予想はしてるんだけど、お笑い芸人志望だった1話と、ゼロワンとなり飛電の社長となりヒューマギアに纏わる諸々を知りつつある現在で或人自身に何の変化も見られない、もっと言うなら(前回の感想でも書いたけどヒューマギアのマギア化について対策を練ることも含め)なにも考えてないっぽいところがちょっと気になってきた。
(ていうか、この作品世界の人口70億人らしいけど、今は限定地域内で試験運用されてるヒューマギアが世界中で使われるようになったらその70億(のなかの就労できる世代)の人間たちってどうする、どうなるんだろうか。ヒューマギア(機械)のほうが人間よりも効率や能力の話として「上」であり、基本はプログラム(契約者が要求)した通りに働き不平不満を言わないのならそれこそ特殊能力・才能が必要な職業(お笑い芸人や声優は才能が必要な職業ではあるけどそれは「ヒューマギア芸人」「ヒューマギア声優」という属性であって、お笑い芸人が全員ヒューマギアなんてことにはならないだろう)でもない限り世の中の大半の仕事はヒューマギアに取って代わられる、そのほうがいいと判断されると思うんだけど、そしたら収入を得られる人間は限られるわけで、より良い暮らしどころか生活が成り立たなくなるんじゃ)(ってあれ?そう考えると飛電のやろうとしてることって結果的に「人類を滅ぼす」ことに繋がるんじゃ・・・?)
って、まだ8話だというのに2号ライダーが瀕死状態なんだけど、不破さんが脳の検査だけ受けてないってのがこの状況とどう繋がるのか全く予想ができない。
普通だったら不破さんの身体はもう使い物にならないってんで唯一無事な脳を機械の身体に移植するとか!?と考えるところだけど、この作品の世界観に「そっち」はないよね?。
滅亡迅雷ネットはヒューマギアを悪用する人間ではなく正真正銘ヒューマギアであることが判り、ヒューマギアへの憎悪がさらに高まったであろうところで瀕死の不破さんは次回ヒューマギアに命を救われるらしいんで、それにより不破さんのヒューマギアに対する意識がどう変わるのか、それとも全然変わらないのか、どちらにしてもその描き方次第で今の段階でのこの作品に対するわたしの評価が決まる気がする。
あと滅はあの日本刀で変身するのかと思いきや変身時は納刀し、なら戦いで使うんだね!と思ったら納刀したまんまで、じゃあその刀なんのために持ってんの?カッコいいから?(だとしたら滅の好感度グッと上がるw)。