- 作者: 石田衣良
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2019/09/12
- メディア: 単行本
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ここ数作、マコトとキングに対していつまで「Gボーイズ」とかやってんだろうなぁ・・・と思うことが続いてて、今作なんてそのGボーイズの子供の話はあるし(子持ちでGボーイズとか名乗ってんのかよと)Gボーイスの初期メンバーで今はオーナーシェフになってるマコトとキングの高校時代の同級生なんて存在も出てくるしってんで、これまで以上に「週末の集会で演説するキング」にぼんやりしたけれど、読み終わってみると『変わらない』ことに意味があるのかなーと、街が変わり社会が変わり、人も変わり、それに伴いマコトのところに持ち込まれる問題もより闇が深く悪質なものになったりしてるけど、そんな中で(このシリーズにとって)マコトとキングだけは変わらずに在り続けることが大事なのかなと、今回はそんなことを感じた。なにが理由なのかはわからないけれど。
まさか令和になってIWGPがアニメ化されるとは思ってもみませんでした。これだけ長大なシリーズのどこをどう描くのか、どんな雰囲気であり空気感の作品になるのだろうか。