『ボイス 110緊急指令室』最終話

愛用の鈍器で何発もぶんなぐったわりにはまっすーの顔面も頭部も裸の上半身も多少の切創と出血はあれど見た目的にはほとんど損傷がないって、どこをどう殴ったんだよ雫さん。しかもトドメささずに重体で留めるとかハンマーコレクションが泣くぜ?。
ていうか、いやいや室長の「超能力」と本郷雫の「殺人狂」を一緒にしちゃいかんだろ・・・と、なに「親の理解(親の関与)」でひとまとめにしようとしちゃってんの?と思ったら、案の定本郷親子の結末がコレかよー。
これじゃあせっかく樋口が「人を殺すことができない場所で楽しみもなく一生孤独に平凡なだけの日々を死ぬまで生きる」という本郷雫にとって「一番苦しむやり方」で罰を与えた意味がないじゃん。死んだほうがマシだと感じさせることもなく父親によって殺されましたって、見方によっちゃ本郷雫の勝利じゃん。腹掻っ捌いて「地獄で会おう!」とかなんならカッコいいもんね。
父親が息子を刺殺し割腹自殺する動画をこの世から完全に消去することは不可能であり、それを見てかつての本郷雫のように殺人衝動に目覚めるヤツが次々と現れるんだろうし、なにこの無力感しかない終わり方。室長と班長の心情的にはケリがついてECUの正式運用も決まったしってんで俺たちの戦いはこれからも続く!ってなことなんだろうけど、そこに興味はないですからね・・・。