『騎士竜戦隊リュウソウジャー』第9話「怪しい宝箱」

前後編にしないなら尺的に同時進行でマイナソーの生み主に目星をつける係も必要になるわけで、つまり3人プラス誰かがいなくちゃならないのはわかるけど、戦うわけじゃないからそれを担うのはういでも問題なかったように思うので、この話はトワとバンバ兄弟が加わる前にやってもよかったんじゃないかなぁ。だってトワ寝てるだけだったじゃん・・・。

他の一般人は大金を手にしても使い道がない、コスメがありすぎても顔は一つしかないってんで嘆いてたのに対し(いくらなんでもJK頭悪過ぎね?w)、「強くなりたい」と願ったトワはドルイドンの雑魚兵相手に経験値上げるぜヒャッハーで、「肉食いたい」と願ったアスナはお腹いっぱいで寝てるだけってその「差」はなに?。そこは人間とリュウソウ族の「違い」ってことで流すとしても、欲望まっしぐらなトワは邪魔だから眠らせとこ→最後まで寝てましたでオチもなしって、『戦隊』でこれはちょっとなぁ・・・・・・・・・と思うわけで、3人しかいない時にこの話があったならメルトの掘り下げとアスナのキャラ付けという意味でももうちょい評価できただろうに。

とはいえ戦った結果そう判断した(それがわかった)ってだけで理由の説明がないから再生マイナソーは2体同時に倒さなきゃならないと言われても「なんで?」となるし、閉じ込められてるはずの空間に騎士竜が現れたのは三人がそれを「願った」からってのはいいけど(でもその説明も一言欲しい)同時に倒す作戦(描写)は見てても全く「同時感」がなかったし(フエソウルで増えればいいだけちゃうんかいと・・・)、トワとバンバ抜きの「三人」で戦う意味は全くなかったよね。

そして今回人間ではなくモノからでもマイナソーを生みださせることができることが明らかになったけど(ドルイドンはなぜそんなことをしようとしたのだろうか。なぜ箱に感情があることを知ったのか、知ることができたのか。今回が特殊ケースなのではなくドルイドンにはそれを察知する能力があるということならばそこは明確にすべきじゃないかな)、モノでもマイナソーの源になるのはマイナスの『感情』ってなことで、その「感情のあるモノ」を人間じゃないからといって破壊してハイ終了!って、はたしてそれでいいのだろうかと思わずにはいられない。

これまではマイナソーを倒せば生み主も解放されていたのに、今回はなぜかマイナソーに物理攻撃が効かないうえに生み主となった理由がわからないってことならまた人を襲うかもしれないから破壊するしかないという選択も仕方ないよねとなるかもだけど、「長い間誰にも開けてもらえなかった」ってわかってんじゃん。だったら宝箱として使ってやればいいじゃん。メルトの願望かと思ったら本物だった?なマスターブルーが残した思い出のお守り、あれをメルトが宝箱の中に入れて、他の4人もういもういパパもみんなそれぞれ何かを入れて、「これからお前は俺たちの宝箱だ」とか言ってくれたらいい話だったなーで終われるのになぜ壊す。モノにだって感情は宿ると理解してるんでしょ?。箱の気持ちはどうなる?ってな話だろうよ。人間は殺しちゃダメだけどモノならオッケーってか?。感情は宿ってても所詮モノだしと?。人間とモノを並列で語るほうがおかしいと言われたらそれは確かにそうなんだけど、それでも『モノにだって感情はある』→『その感情には一切目を向けず(気にせず)に壊す』って、この流れをわたしは認めたくないよ。

繰り返すけど他に方法がなかったんならわかるし、『感情が宿った箱』それ自体がまあ・・・普通ではないわけで、そのままにしておくのは危険だということならそれも理解はできるよ。だからそういうことだったのならちゃんと劇中でそう言って欲しいんですよ。