『メゾン・ド・ポリス』最終話

あっちもこっちも陥れられ分断させられてしまったメゾンドポリスのピンチを救うのはバロンだと信じてたのに(それ以外ありえないと確信すらしてた)(なんなら使命を果たすために街中を失踪するバロンの姿を想像して泣きそうになっていた)、可愛いだけで終わってしまった・・・。犬を出しておいて、それも元警察犬の黒シェパードなんて素敵な犬を出しておきながら、なにもさせないだなんてわかってないにも程がある。
ノー上着のスーツ姿に防弾チョッキ着用で「チャーッス!一個小隊お持ちしましたー!」な草介はカッコよかったけど!。
あと地味に課長と木村了くんも良かった。西田尚美の先輩含め、ひよりの周りにいる人たちは「信頼できる人たち」であってくれて良かったな。


とくになんの捻りもなく佐野史郎の野間が全てにおいての「悪人」で、わざわざメゾンドポリスに自ら乗り込んできてペラペラ真相を喋ってくれるというわかりやすく罠にはまってくれるような「悪人」で、それはこの作品の雰囲気というか空気感というか、そういうものに合っているので、殺人未遂で現行犯逮捕という言い逃れのできない状況で野間を仕留めるのがまさかの高平さんというオチも含めこの展開自体は“最終回として”悪くなかったんだけど、だからこそやっぱり証人を殺してしまったことは間違いだった。せめて意識不明の重体(で事故の話を聞けない)で、野間を仕留めたあとで意識が回復したってんで良かった良かったでも十分だったし、それならば気持ちよく終わったと言えただろうに。