『3年A組―今から皆さんは、人質です―』

ものすっごい既視感バリバリなんだけど、これオリジナルなんですよね?。
教師が生徒を人質にとってなにかを行おうとするのも、自殺した生徒について「死の真相」を知ろうとするのも、SNSの「悪意」も、これから10日間かけて目的を果たす(授業を行う)つもりらしいけど、一人で28人を10日間支配し続けられるとは思えないので(先生だってさすがに睡眠取らなきゃやってられないだろうし)内部に協力者が必要だろうと思ったら生徒を一人殺しちゃって、ああこれは殺されたと見せかけて裏で協力するやつですね・・・ってところまでなにからなにまでなんら目新しさ皆無なんだけど、原作モノなら原作のチョイス間違えたねで済むけどオリジナルでこれだけ既視感しかない初回って、この先どうするつもりなのか逆に気になるわ。
・・・ってそういう作戦?。

てか菅田っちありきの企画だろうと推察はしますが、こんだけナルシスト度の高い言葉で熱血説教するキャラなら藤原竜也でよかったのに(菅田っちだったらもっと静かにじわじわネチネチ追い詰めるようなキャラのほうがいいと思う)。いや藤原竜也がよかったです。そしたらネタ度がグッと上がるのに(ていうか竜也で想像したらバトルロワイヤル見たくなってきた。超絶神ビジュアルの安藤政信を見たくなってきた)。

あ、目新しさ皆無と書きましたが、ひ弱そうな眼鏡野郎が実はメチャ強!ってのはこれまたよくある設定だけどこのために各種格闘技を身につけましたとかでなく「アクション俳優を目指してたんで」ってのは新しいw。でまかせだろうとは思うけど、冒頭で特撮ヒーローらしき映像があったんでマジでアクション俳優を目指してたものの心を病んでしまった恋人の復讐のために夢をあきらめ教師になったというそれ必要?ってな設定である可能性も捨てきれないw。

あと新しいスマホのことは担任に知られてないはずとトイレで助け呼ぼうとした三人に対する「お仕置き」がトイレの窓の強化を手伝わせるってそんなことでいいんだ?&トイレの窓はノータッチだったんですね(この調子でちょいちょいヌケてるところあんじゃね?)というヌルさを初回から出しちゃうのもちょっと面白い。

それから永野ちゃんと上白石萌歌ちゃんの関係性はなかなかいい百合ですが、萌歌ちゃんの「くびれ」を神扱いするのはどんな意図があるのかと。永野ちゃんはプオタらしいんでその視点で「脚線」「くびれ」を賛美してるという解釈でいいのだろうか。萌歌ちゃんのスタイルを「エロ」と表現することにわたしは違和感を覚えますが、プオタからみるとたまらなくエロいと、そういうことで?。