『まんぷく』第7週「私がなんとかします!」

世良ちゃんそりゃないよー!安く買って高く買うのは商売人としての才覚だけど、売上金をピンハネのは悪党のすることだろうがよー!。
車使って運搬して、塩持ってった先でも事務手続きとかあるだろうからいくばくかの金を「手数料」として抜くのはいいよ?むしろそれは当然のことだと思うよ?。でも半分はないわ半分は!。
しかも鈴さんに伝票らしきものを渡してたよね?。本来は伝票に3千円と記されているはずだから世良が渡した伝票は数字を書き換えた、つまり偽造したものってことになるよね?。詐欺じゃないかー!。
役人(お役所)相手だからそもそも交渉なんてできないシステムだとしても、3千円で買うという相手に4千円を出させ、上乗せした千円を「俺の仕事」として懐に入れるとか、塩を持ち逃げした!?(その日のうちに戻ってこなかった)と思わせて、お役所は3千円で買うと言った塩を6千円で売ってみせたで!と、配分は6:4でいいからこれからもボクに全部塩を渡してやとか、それが世良という男のやり方だとわたしは思っていたのにいいいいい!!。
ていうかそれよりも萬平さんですよね・・・。初めての出荷なわけだし、塩作りの工程もある程度は固まっただろうから世良になんといわれても神戸くんにでも現場を任せて付いていく、もしくは手伝いとして誰かを一緒に行かせるべきだったよね・・・。
塩の売り上げが3千円ぐらいだろうとビンゴで言い当ててたし(ちゃんと塩の相場を調べているからこそだろう)、そういう目を持っていることは間違いないんだろうけど、経営とか商売とか、そういうことについてはとことんポンコツなんだなぁ・・・。
(ていうか今回は世良がジープで来てくれたから880キロもの塩をいっぺんに運べたけど、本来どうやって買い取ってくれるところまで運ぶつもりだったのだろうか。作っても売らなきゃ金にならないわけで、従業員に給料も出せない状態なんだから300キロとか500キロとか切りのいい数字のところででも売りに行けばよかっただろうに、880キロまで持ち続けてたのはどうやって売りに行くか考えてなかった・・・なんてことだったりしませんよね・・・?)
そういうところも魅力ではあるけど(それを否定はしないけど)、これまでのように騙される・利用されるのが萬平さんだけなら魅力で済むけど今は15人からの生活を背負ってるわけで、塩だって自分一人で作ったものではないわけで、これは「萬平さんは人が良すぎます」で終わらせてはならない話だよな。
萬平さんとしては3千円の見立てだったものが「茶色い塩」が混ざっていたから半値でしか売れなかったという認識なんで、とにかく品質を上げようとするのはわかるし、それは悪いことではないんだろうけど、でも次に塩を売りに行ったら売上金額で世良が中抜きしたことが判明ちゃうだろうし、そうなったときに従業員の怒りの矛先は萬平さんに向かうよね、きっと。世良に任せたのは萬平さんの落ち度であり責任であるわけだから責められるのは仕方がないとしても、従業員たちの仕事に対するモチベーションは相当低下するんじゃなかろうか。萬平さんの性格からして高品質を目指してやってたものを、多少茶色くても3千円で売れていたのなら無理して品質を上げなくてもいいだろうとはならないだろうけど、従業員たちはたぶんそう考えるんじゃないかなぁ。
あーでも茶色い塩など一切混じっていない真っ白な塩を作って納品したら3千円以上で売れるはずだし、萬平さんの性格だと茶色い塩→1500円 真っ白な塩→(例えば)4000円はさすがにおかしいと考えるのではなく高品質だから高く売れたのだと、いいものを作れば高く売れるのだと、それで納得&満足して終わってしまうかもしれないなぁ・・・。
1500円でしか売れなかったのは茶色い塩が混じっていたからと聞き謝ってきた従業員たちに見せた萬平さんの激昂。あれは「自分の仕事を汚された」ことに対する怒りだったと思うのだけど、塩作りは一人ではできず他人の力を必要とする以上、自分の思うようにはいかない(こともある)ということを萬平さんが学んでくれるといいな。