『昭和元禄落語心中』第2話

初回あれだけアニメ版に寄せていたというのに青春篇になったら一気におかだまが出てきて逆に違和感・・・。でも静止画はほんといい。あらゆるカットが「絵」として成立するこのおかだまのビジュアルはまじ最高。お千代ちゃんを簡単に落とせちゃうのも疎開先でおなごにベタベタされるのも超納得の説得力。それだけに橋の上で落語ができるぞー!って叫ぶのとか、声を張るとおかだま感がぐいんと出るのでやっぱり無理してアニメに寄せなくてもいいのではないか。今更だけど。
助六は育三郎に似せるという意味でも子役があまりにドンピシャだったんで、育三郎になったらなんというか・・・人間としてスケールダウンしてしまった感が否めませんが、江戸っ子というよりチンピラ口調に聞こえちゃうことも含めてとりあえず様子見だな(おかだま菊比古に比べて(思った以上に)線が細いのは仕方ないことだとしてあきらめよう)。
しかしですね、今回本職の落語家さんが実際に高座に上がられてましたが、ほんのわずかの語りでも『違い』が明らかで、わたしが思っているよりもずっとずっと明らかで、育三郎はまあまあいいんじゃないのコレ!?と思ったわたし撃沈ですわ・・・。こんなに違うのかよ・・・。
それはそれとして、この画面のなかに平田満のいる安心感よ!。再会を喜ぶ初と菊よりも満州から這う這うの体で戻ってきておかみさんと抱き合う師匠のほうがときめきましたw。