『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』#31「自首してきたギャングラー」

気持ちはわからなくもないけど、なんでパトレンジャーのメイン回はコスプレ率が高いんですかw。
取調コントであるわけだから昭和の刑事ドラマごっこはいいとして、青春ごっこのほうはどこ向けだよとw。
それはそうと今回の話、咲也あたりならともかくつかさ先輩でこの話ってのはちょっと・・・・・・ガッカリです。これまでつかさの良さ・武器として“観察眼”の鋭さを描いていたというのに、そのつかさがこんな罠にひっかかってしまうってのは残念と言わざるを得ない。
芝居ではなくコレクションの力によるものなわけで、つかさの観察眼をもってしても見抜けなかった、警察として冷静な判断力を持っているつかさだからこそ騙されてしまったという話それ自体はいいと思うの。『善悪逆転』という力を使っての話としても“ギャングラーが自首してきた”ってのは面白いネタだし。でも今回のつかさはノエルへの対抗心なのか、なにがしかの感情が先に来てるように見えて、そのせいで目が曇ってたのではないか、というふうに見えてしまったのがすこぶる残念。
まぁノエルもノエルで金庫光ったよってもっと早くに忠告してやってもよかっただろうわけで(でも階段でのつかさとのやりとり、冷徹モードのノエルはカッコよかった!いつもにこやかな聖也さんがシリアス顔するのほんと好き!)、ノエルの存在を面白くないと思うのは当然だよねってのはそれとして、ルパンコレクションもショックのあまり手からポロリしちゃうしさ、今回のつかさは感情的すぎた(ショックを引きずらず怒りをパワーに変えてボコりまくったところは良かったけど)。これがノエル関係なく、例えばつかさが警察官として初めて逮捕した犯人(人間)の言うことを信じてやれなかった過去があって、その後悔をギャングラーに投影してしまったとかさ、話のなかにもうひとつフックがあればその感情を理解することができただろうに。
そんでもってのノエルの制止やグッディを無視してパトカイザーで強引に特攻し、逆に被害を大きくするパトレンジャーとかなぁ・・・・・・。かつての圭一郎ならともかく今の圭一郎はこんな無謀なことをしないとわたしは思うのだけど・・・・・・。
で、金庫いっぱいついたギャングラー(ゴーシュの実験体)を倒すためにルパンとパトが再び共闘・・・のまえに、圭一郎とノエルが決闘するようですが、予告を見る限り決闘を持ちかけるのはノエルっぽいけど、なにを理由とする決闘であり、なにを賭けての決闘となるのだろうか。決闘に負けて怪盗との共闘を受け入れるってな展開だけは絶対にやめてもらいたい。そんなことしたら前回のスプラッシュをルパンレッドに託したパトレン1号は何だったんだ!?ってことになっちゃうもん。