『仮面ライダービルド』第48話「ラブ&ピースの世界へ」

地球滅ぼすぜって言われてるわけだから、地球上のどこにも逃げ場はないと、だったらせめて応援しようということなのでしょうが、あまりにも危機感皆無(ちょっとそこまでお出かけスタイル)の一般市民は萎えるなぁ・・・。確か報道陣の前にエボルトが現れて報道ヘリだかなんだかを墜落させてビビらせてませんでしたっけ?それ見てるだろうにノコノコ集まってる一般市民ってなんなの?。
そもそも今現在「仮面ライダー」が一般市民にとってどういう存在であるのかよくわからない状態で(映画を見れば分かるってなことだったらその仕掛けはどうなの?とは思っただろうけどまだマシだっただろうに、映画を見るとますます市民の言動が理解できなくなるという・・・)『人々の声援を受けてパワーアップ』しましたと言われてもまったくもってわたしの気持ちは盛り上がりません。こういう展開にするならなんで一般市民との接点を作っておかなかったのかと。
権力者の言うことを鵜呑みにすることしか出来ず自分なりの判断力を持たない愚かな市民だけど、それでも守ると、それが仮面ライダーだと、そういうことならわからんでもないけど、これそのまんま声援を受ける=支持されてる(と仮面ライダーたちは思ってる)ってなことだと思っていいんだよねえ?そうとしか解釈できないし。
ていうか今目の前で人々の声援を受けてローグがマスク割れても根性でベルトぶっ壊そうとしてるわけじゃん?。幻徳死にかけてるわけじゃん?。それなのに地面に転がってる主人公と2号ライダーはなんなの?。幻徳が死んでから立ち上がって再変身できるなら死ぬ前だって立ち上がれたでしょうよ。立ち上がれる状態になくとも仲間のためなら立ち上がれちゃうのがヒーローってもんじゃないのかよ。
って、この主人公仲間どころかもう一つの地球を融合という名の犠牲にしようとしてるんだよな・・・。新世界とやらのためなら仲間の犠牲もやむなしってなもんだろうな・・・。それこそ幻徳自身が言ったように『大義のための犠牲になれ』ということなのだろう(カシラの「出来てるよ」と同様に幻徳のこれも自分自身に言ったんだと思うとそこは素直に燃えるけど)。
ていうかさ、同じ「戦死」でもベルトにダメージを与えるという成果を残して死んだ幻徳に対し偽三馬鹿を倒しただけのカシラって一体・・・なんて思えてしまったことが哀しすぎてだな・・・。命と引き換えに造ったロストボトル普通に奪われパネルにセットされちゃったしね・・・。でももう許さねえ!って怒る気力すらないわ。開始当初は毎回ワクワクしてたというのに、まさかラス前でここまでの気持ちになるとは思わなかったな。