『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』第5話

ミハンのボスである東堂の背景、ミハンを作るに至った思想にもさしたる「謎」はないようで、いよいよ仕置人の本命が平田満の田村さんに絞られたかなーとか思ってたらやっぱり井沢!?井沢だってもう見せちゃうの!?つくづく予想を(いい意味で)裏切るドラマだぜ。
でも時生の南はなんの(誰の)思惑も働いておらずほんとに普通に資料課に配属されただけなのにぶつぶついいつつも違法捜査に関わりまくりってだけのようですが(それはそれで人間性に問題があるとは言えるでしょうが)、田村さんの背景は全くといっていいほど描かれないのに井沢が逮捕とか大きく局面が変わってしまうわけで、ますます田村さんが『鍵』を握っている感は強まったよね。
最後にうつった後ろ姿は井沢のものだったように見えるけど、この描写だとイコール仕置人とは言えないから井沢が仕置人と思わせて実はそうじゃなかったってな話になるとして(そこはさすがに裏切らないと思うの。これでほんとに井沢が仕置人だったらドラマ終わっちゃうもん。井沢じゃなかったと思わせて最終的にやっぱり井沢でしたってなことにはなるかもだけど)、その「そうじゃなかった」ところをどうするのか、そこにどうミハンメンバーが絡むのか、さらにここで「井沢ではない」となったところからどう展開するのか、具体的に言うとそこからどう櫻木の事件に繋げるのか(繋がるよな!?)楽しみだなー!。
それにしても、サイコパス(ではなくソシオパスだと思うけど)少年をプロサイコパスが操ってた展開はそうだとわかっていても近藤公園さんの怪演もあって堪能できたけど(この川上って男は「法律では捌けない悪人」としてかなり強敵だったから1話で終わらせちゃうの勿体ないな)、これまであれだけ腕っぷしは強いです描写をしてきた小田切や井沢がガキ相手にみすみす自殺をさせちゃったのは情けない。