『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』#16「仲間だからこそ」

これまで透真役の濱くんは役得というか、いい声を最大限活かしてのクール系鬼畜キャラという透真の役そのものに助けられてるところがあるだろうと思って見ていたのですが、なかなかどうして顔演技も出来るじゃないの!。ほんとに中身が入れ替わってるように見えたし、(透真の口の動きにピッタリ合わせる檜山さんの巧さは勿論として)テンション高めの檜山ボイスが違和感なしって結構すごいよね。
魁利は客とおしゃべりしてたりとそれらしきカットがあるものの透真は劇中でこれまで特にイケメン扱いされているような描写はなかったように思うので、転びそうになったところをなぜか姫抱っこ(あの体勢だったら抱き上げる必要皆無だろうw)で助けられた女子高生がメス化してたのには「やはり透真はイケメン設定なんですね!」と安心したというのに、そのあと女どもが両手に買い物袋下げててですね、女たちは透真がイケメンだからキャーキャー言っているのではなく物を買ってくれるからキャーキャー言っているように見えてですね、まぁ・・・たとえ物を買ってくれても小汚いオッサンだったらキャーキャー言えるはずもないわけで、なので透真はイケメンということでいいかと思うのですがちょっと腑に落ちないというかこのプレゼント代金がオチになるんだと思ったのにそういうこともなかったので、うん、腑に落ちないです。
というわけで『ギャングラーと透真の中身が入れ替わる』だなんてどんなコント回になるのかと思いきや、店の奥(こんないい感じの庭あるんだね)での魁利と透真のやりとり、そしてルパンレッドVSルパンブルーは100%シリアスで、ルパンサイドはとことんこういう感じでいくのかな。
それはそうと、魁利と初美花はパトレンジャーとの間になにがしかの心の繋がりが育まれつつあるように見えるのに対し透真だけはそういうものがなく、それらしき種すらまったく撒かれてるようには思えないってんでなんでかな?と思っていたりするわけですが、今回のことで三人のなかに透真に対する「仮病を使い店を休んで女の子と遊ぶ男」という認識が刻まれてしまったとか状況悪化しまくっててどうなっちゃうのコレ(笑)。複数の女相手にチャラチャラしてたのみならず未成年の二人を働かせ自分は仮病を使って女遊びってダブルでアウトだもんなー(笑)ついでに婚約者に逃げられた(それで前の店を辞めた)と思われてるし(笑)。これまで接点がなかった透真と警察の間にこれで接点ができたという見方はできるけど、こっちの方向に行くのは完全に予想外(笑)。
以前初美花にちょっかいを出す咲也に対し「本気なのか?」と問うた圭一郎先輩が透真に対しては「後ろから刺されないようにしろよ」としか言わなかったのは自分が目撃した透真くんの行動は“本気ではない”ことが明らかだったからでしょうが、咲也は身内だけど透真は他人という線引きもあるんだろうなと思うと現時点の関係性を思えばそれが当たり前とはいえちょっとかなしいかも・・・。
とか思ってたら次回は圭一郎先輩が美少女に恋心をぶつけられる話っぽくって、それはそれで超絶楽しみではあるけど(でも香村脚本じゃないんだよなぁ・・・)今回の透真との「男としての差」のつけかたが酷すぎると思うの(笑)。
そうそう、男と言えば今回のギャングラー、魁利にルパンブルーの身体を使って銀行強盗でもやってやろうかなーとか言ってたけど、マジでやろうと思えばいくらでも悪事働けたよね。でも街中で突如巨大化したギャングラーを目撃した圭一郎たちが「怪盗がやったのか!」という反応だったということは、魁利にはそう言ったものの怪盗として悪事を働くことはなかったのだろう。つまりやったことは「透真の姿で女の子にモテた」だけ。つまりモテたかっただけ・・・・・・なんだよね。って、ああそうか。そう考えると女子高生を姫抱っこしたのも「やりたかったから」か。男って・・・いや雄って・・・といったほうが正しいかな、哀しい生き物ですね・・・。


ギャングラーの金庫はルパンコレクションを保管するために後から付けるのではなく金庫そのものが本体らしいという重要な情報が投下されましたが、あまりにもサラっと語られてビックリしたけどこれ正式な情報ということでいいんだよね?。