かつてのF4も当初は不評の声のほうが多かったように思うし、学園が斜陽であるようにC5もまたF4にはあらゆる意味で遠く及ばないという設定のようではありますが、それにしたって華もオーラも皆無でどうすんのこれ・・・C5（ひとり女子だけど）束になっても中川大志の足元にも及ばないじゃないの・・・。
ていうかいやあ・・・さすがに大人が見るものじゃないですね（笑）。観賞に値しないという意味ではなく、大人はお断り的な。
髪型オカシイ金持ち感皆無の滝藤さんとかノリノリの木南ちゃんとか安定のクズ役の戸塚くんとか、菊池桃子の天然だけど病んでる母とか高岡早紀の後妻とか、脇はネタドラマとして楽しめそうではあるものの、それでもやっぱり大人が見るものじゃないですわ。
で、大人視点で言うとですね、「隠れ庶民」だの「庶民狩り」って大丈夫なのかなぁ・・・・・・・・・という気がするんだけど。
学園の品位を守るために学園の生徒らしからぬ行動を取る者を排除するというならわからないでもないよ。表向きは真面目な生徒をやっていながら裏では反社会的行為をしてる・・・なんてことは珍しくもないわけで、そういう生徒に退学を求めるというのならいいと思うの。でも学費や寄付金といった生徒自身ではどうにもならない問題を理由に「狩り」をするだなんておかしすぎるし、その「おかしさ」がC5ひいては神楽木晴のダメなところなんだとしても、今は貧富の差がシビアにある時代なのに、それを突きつけるようなこの設定は傷つく子もいるんじゃないかな・・・と心配になってしまうよ。
時代という観点からすれば主人公の音が学園に在学し続けることに固執する理由が「婚約者との結婚するため」ってのは、一昔前なら批判されるかもしれないところだけど今は「むしろアリ」と言えるのかなーとも思うわけで、そこいらへんは花男との違いとして面白くはあるのかなー。卒業ではなく18になるまでってところに秘密というか思惑というか、そんなものがあるのだとしてもそもそも「18になるまで英徳学園に通うこと」という条件自体がなんだそれってな話だけどもｗ。
