『FINAL CUT』第7話

今更すぎるほど今更ではありますが、主人公がファイナルカット相手に話をする口調はこれもうちょいしっかりしたものにしたほうが良かったと思うんだけどなぁ。WS組、とくに遣都ややついあたりはこれでもいいけど、刑事部長に対しては敬語使ってしっかり話をしたほうが凄みが出ただろうにと。そのほうが「お前のせいだろうが!!」が活きるでしょ。誰が相手でも態度(口調)を変えずそれなのにキメ台詞の「これがあなたのファイナルカットです」だけは丁寧に告げるってところが肝なんだろうけど、今回は刑事部長が目下どころか警察という階級社会においては天と地ほども違う立場の者からチンピラ口調で絡まれても冷静な口調で受け答えしてたこともあって、余計に主人公が馬鹿っぽく見えた。
ていうか、百々瀬にファイナルカット返しされたというのに懲りずにまた同じことしてる慶介ってどうなの?これしか出来ないの?。
ってところでついに蔵之介の裏切りきたわー!!。いや裏切りではなく実は味方だったんだけどw。
百々瀬が通じているのが高田だと思わせて、その上司である刑事部長の芳賀であることが明らかになった時点で高田が「敵側」でないことは明白でしたが(敵側だとしたら高田の立ち位置としては「パシリ」ということになってしまうわけで、佐々木蔵之介をキャスティングしてそれはないだろうという意味で)、どんな形で早川慶介の「味方」であることを明かすのかと思ったら「このカメラ壊れてますね」というすっとぼけパターンで、なんという食えないラクダ感(笑)。
慶介と大地だけだったらもうこれ以上どうすることもできないだろとしか思えませんが、蔵之介の高田が参謀につくとなると俄然なんとかなりそうな気がしてくるよね(笑)。
母親の無実を信じるのはいいとしても小河原翔太が犯人かどうかは定かじゃないのに慶介がそうと決めつけ(そうと思い込み)動いてることが未だに違和感なんだけど、立場を明確にした高田の発言により「早川恭子の無実」については(視聴者目線で)もう疑う必要はないってことか。
それと、年齢的に12年前の事件に直接関わっていたってことはないにせよ、たかき演じる大地がラス前あたりで百々瀬側に寝返る展開はあるかもなーと期待してたんだけど、今回改めて「慶介さんのためじゃなく自分がしたいからやってるんだ」と明言したことでそのセンも消えたか。
自分に向かってくる男たちの存在を察知したら当然逃げるだろうけど、結構な繁華街からどんどんと人気のないところに逃げていくとかバカだろ?と思いきや、ファイナルカットの素材を撮るために身体張って頑張りフード被って「もうちょっと休む」な大地が愛おしくなったわw。
それに引き換え母親の仇の妹に発情してる主人公なんなのオマエ(笑)。