『FINAL CUT』

ガチのひとたちがドラマの中で披露してるんだからパルクールはやめとけ無理すんな・・・から始まって、なにからなにまで中途半端&既視感ありすぎていいところがひとっつもみつからない・・・・・・とか思ってたらなんとかめなしくんが警察官だってんで初回にしてトドメ刺された感・・・・・・。初回であることだしテレビ局に潜りこんだり哲太に密着したりしてたのは転属前に4.5日休み貰えたんだろってことで理解してやるとしても今後はそうはいかないわけで、これぜったい主人公が警察官であることで後々齟齬ってかツッコミポイントがうまれまくってしまうことにしかならないだろうになんでこんな設定にしたんだろう。
上司に蔵之介をキャスティングしてるぐらいだから警察内部での話も縦軸になるんだろうけど、たかき演じる眼鏡の兄ちゃんが警察官として情報を仕入れそれを基にかめなしくんが復讐するってんじゃダメだったんだろうか。
(・・・って、なんかそんなドラマを以前見たことがあるような・・・と考える間もなく思い出した。おぐりさんと斗真のやつだ)
主人公にとって怪しい男を見たという母親の証言が「母は無実」であるという心の支えなんだろうから、それを自ら調べるために警察官になりましたってなことだろうけど、母親が無実であることを証明したいのか、母親の復讐をしたいのか、どっちなのかは初回ではっきりさせたほうがよかったんじゃないかな。つまり主人公が「警察官」であるのか「復讐者」であるのかってことなんだけど。もっと言うと主人公が警察官であることに、こんな過去を持ち母親の復讐を誓った主人公が警察官になろうと思ったことに、情報収集以上の意味であり理由があるのかどうかってこと。
その点まだ記憶に新しいからどうしたって比べてしまう前クールのブラックリベンジは主人公の立ち位置が初回の時点で明確で、復讐の内容もインパクトがあった。ワイドショーと週刊誌という違いはあれど共に大衆を相手にゲスな商売をしてるという意味でも共通してるけど、今のところ完全にブラックリベンジの足元にも及ばないと思う。面白さとして。
あ、最初にひとつもいいところがみつからないと書きましたが、「てえへんだてえへんだ!」とか言いだしたふじっきーとそんなふじっきーに怯える哲太たちの図は唐突にヘンな時間がはじまったぞ!?という可笑しみがあったわ。
かめなしくんとたかきのためになんとしても最終回まで見届けるつもりではいますが、なにも言わずに感想書かなくなったら察してください。