『まんぷく』第12週「絶対何とかなるから!」

まだ番組開始3か月なのに三度も逮捕されるってすごいな・・・と書き出そうとしたんだけど、3か月だろうが1年だろうが年月の問題じゃなく職業犯罪者でもないのに三度も逮捕される人もそうそういませんよね。ってかこれフィクションだったら確実に逮捕でしか話作れないのかよ!と非難轟々であろうわけで、つまりなにがすごいってこれが(モデルの方の)実話だってことよね。すごいわ実話パワー。

しかしダネイホンのバッタもん作って売ってる会社にコワモテで乗り込む世良ちゃんと真一さんは完全にコントだったのに、まさかそれが萬平さん三度目の逮捕に繋がってしまうとは・・・。
さらにダネイホンを日本中で売るために世良ちゃんがプランニングした「萬平印のダネイホン」のせいで『見せしめ』にさせられてしまうだなんて・・・。

でもどちらも世良ちゃんなりに良かれと思ってやったことで、世良ちゃんは悪くないよね
と思いかけたら骨にヒビ入ったと嘘ついて大阪に逃げかえるとかお前ってやつは・・・・・・・・・松葉杖を知らんおばあちゃんにおしつけんな!!。
(ていうか、脱税とみなされた奨学金として「学費一括前払い」っての、五人分だとそれなりの額になろうわけで、そんな大金を一度に動かしたらそら目をつけられても仕方ないところはあると思うのよね。で、鈴さんが経理を担当してた以前ならともかく今は真一さんがいるわけで、さすがに国税犯取締法なる法律が改正されたことは知らないとしてもこの顛末は元銀行員として情けない・・・とは思っちゃうかなー。しかも学費を一括で納めたから現金がないってところもあろうわけで、真一おまえもポンコツかと・・・)

これまでどれだけ「身に覚えのない罪」で投獄されても心が折れることはなかった萬平さんが、弁護士から懲役刑を覆すことはできないだろうと言われた瞬間流した涙。それは絶望の涙だったのでしょうが、この泣き方がちょっと見たことがない博己くんでだな、わたしは思わず正座に直して画面ににじり寄ったよね。逮捕されるたびに違う顔を見せる長谷川博己。さっきフィクションだったら非難轟々だろうと書きましたがたぶんわたしは非難しませんむしろ悶え震えながら万歳三唱。月イチ逮捕でよろしく!とすら言ったと思うわ。

そしてそんな萬平さんの絶望を「どうか、諦めないでください」の一言で吹き飛ばした弁護士・東太一(これから懲役中の萬平さんと面会するというのに「東大一」にチョン付けただけ!とはしゃぐ福子の明るさは救いだけどイラっともしちゃうのw)。登場シーンこそ頼りなさ過ぎてなんの役にも立たなそうとしか思えなかったけど、なるほどこういうキャラであり菅田っちの演技なのね。
面会室で喋ってるだけでもしっかりと「見せられる」ことはわかったし(と同時にネガティブ森本を一喝する岡の「今が一番がんばらなアカン時やろ!」という熱い叫びを聞かせるところがイイよねー!)、これからが超楽しみ!。