『仮面ライダービルド』第11話「燃えろドラゴン」

スタークはビルドのライバル設定(として造った)ってのはいいとして、そこでなぜ『声も変えられる』なんて機能を付けたんだ葛城巧。
これまでスターク=マスター説への反論としてもっとも有効だったのは『声が違う』ってことだったと思うのですが(ローグがまんま幻徳ボイスだからね)、声を変えられるんならここんとこ姿が見えないマスターの可能性が天井まで高まってしまったじゃないか。
でもスターク結構人殺しちゃってますやん・・・今回も二人殺っちゃってましたやん・・・。これで中身マスターとか言われたら、そのマスターに言われて戦ってる戦兎ってなんなん?って話になりません?。記憶喪失の状態でビルドになったはずの戦兎が万丈にヒーローとしての覚悟・自覚的なものを改めて問い求めてましたが、記憶がないからこそ理想の自分になるべくビルドやってるってな話だったけどその戦兎にヒーローとしての『力』を与えたのがマスター=スタークだとしたら、足元が崩れるように思うんだけど。
まぁマスターがスタークでなかったとしてもそもそもマスターは「あんときゃどうかしてた」で大量の人間をやっちゃってるわけだけどさ。
スタークの中身が誰であるかはひとまず置いておくとして、スタークが作られた目的は仮面ライダーになれるためのハザードレベルを測定し、可能性がある人材を見つけたらレベルを上げる手助けをすることにあるのかなぁ?。ファウストの後ろにいるのが難波重工で、その難波重工の目的はビルドシステムの軍事利用、兵器としての仮面ライダーの量産にあるんだろうから(それはファウストを作った葛城巧の目的とは違うのかもしれないけど)、そう考えるとスタークの存在意義はなるほど納得だし、仮面ライダービルドは抹殺しても万丈龍我は生きて捕えるってな指示も 実験結果が出ているビルド<ハザードレベル上げ中の万丈 ってことでこれまた納得。
そういうことなら次回はやくもWライダーになるっぽいのもハザードレベルが3を超えるライダーへの資格者が現れたときのためにとベルトが複数作られてても(それをどうにかして戦兎と万丈が手にするってことでも)不思議じゃないし。葛城巧の研究データは戦兎のところにあるわけだからてぇ〜んさい物理学者である戦兎が万丈用のベルト造ったよってことでも構わないけど。
なんにせよ、万丈彼女が書いた万丈宛ての手紙を入手し(これ、万丈彼女が書いたものってことでいいんだよね?まさか戦兎が仕込んだものじゃないよね?)うまいことそれを置いた墓に誘導した戦兎は罠と解っていてもヒーローたるもの行かねばならぬってんでなく(それも多少はあるかもだけど)、手紙を読んで覚悟キメた万丈が来ると、そう信じての行動であり、それは前回「お前のことなら信じられる」と確認し合ったからこそ出来たことなのだろう。
そしてそれに応える万丈な!ドラゴンモチーフのライダーはやっぱ最高かっこいいなあ!。
あの流れあのタイミングで「負ける気がしねえ!」ってくるとわかってても興奮したわ!。
龍騎を思い出さずにはいられないライダーキックもかっこよかったけど、でもここまでパンチ主体のファイトスタイルだったのに変身したら剣武装&決め技がキックってのはちょっと違和感・・・だなぁ。BLEACHの勅使河原君みたいに拳に嵌めるナックル的な武器にできなかったのだろうかと一瞬思ったけど、でもそれだとロックボトル入れるところなさそうだし、なによりそれじゃ相手に直接当てなきゃダメだろうから子供の玩具として相応しくないか。