石田 衣良『裏切りのホワイトカード 池袋ウエストゲートパークXIII』

IWGPシリーズ20周年ですって。マコトやキングたち登場人物はそれ相応に歳を重ね池袋の街もそこにある現実も様変わりしてることを年に一度、新作を読むたびに感じ続けてきましたが、これを読んでる私は全く変化がないという・・・どちらかと言わずとも明らかに悪い意味で・・・・・・。
それはさておき。
このところマコトとキングしか登場しない作品が続いてて(そういう印象で)、二人だけで話が成立するだけシリーズが成熟してると言えばその通りでしょうが二人だけがいつまでも「ガキの王」だの「トラブルシューター」だのをやってることに(私こそ何一つ成長していないという現実はそれとして)ぼんやりしてしまう瞬間が少なからずあったりしたわけですが、今回はサルとゼロワンがいい意味で変わらない姿を見せてくれてホッとしました。姿こそ見えないものの礼にいも相変わらずっぽいし、ていうかキングがいつになくいっぱい笑うし!。