『宇宙戦隊 キュウレンジャー』Space.37「ラッキー、父との再会」

あの突然頭上に立ちこめた雲からの雷ってのは偶然・・・だったんですかね?キュータマ使って雨雲を作り雨を降らせて王が偽者であることを証明するという作戦だと思ったのに(雲が発生するまでの時間稼ぎをするために戦ってんのかと思ってたのに)、司令やラプターが水ぶっかけてたってことは戦ってたのはハミィと水部隊の存在を悟られないよう気を引くためで雷はそれこそ運だと、よっしゃラッキーってことだったんですか?。
そこいらへんはまぁどうでもいいとしても、気持ちというか言いたいことは分かる気がするけどさあ、国王としてそこにいる存在は偽者で本物の国王、つまり自分の父親はとっくに処分済みだと聞かされ「よっしゃラッキー!」ってそれはさすがにどうかと思うの。
父は国民を裏切ってなかったから「よっしゃラッキー」なんだと思ったのにこの手で敵討ちできるから「よっしゃラッキー」ってそれはさすがに違うだろうと。
ていうかラッキーの意味はどうあれここで「よっしゃラッキー」って言うのはわかるとしても、言い方こうじゃねーだろ。もっとわかりやすく『いつもと違う』言い方をさせなきゃダメでしょうよ。
そんでこの戴冠式はなんなの?。ジャークマターの手下になり国民を売ったと思われていた国王は実は既に亡くなっていて、だからその息子が王になるのはわかる。でもなんでスティンガーが縫製したコート?を着てキュータマ使ってだした王冠をハミィが被せてやってんの?。スティンガーもハミィもこの国とはなにひとつ関係ないじゃん。キューレンジャーが戴冠式をやってやらなきゃならないほど王以外は王室関係者が誰もいない、いるのは一般国民だけだってことなの?。だとしたらラッキーさんは究極の救世主なんてやってる場合じゃないっしょ。王として国民のために力を尽くしなさいよ。
つーかこれ、なんか突然戴冠式始まったかと思ったら木箱に飛び乗って演説おっぱじめてたけど、自分が王子である自覚はまったくなかったぐらいだから国民にしたって突然現れた兄ちゃんが王の息子で王子ですと言われてもはいそうですかと受け入れられるもんでもないと思うのね。そこで国王の死を悼み嘆く国民に対し亡き国王の面影を感じさせる言葉を発したとか、そういう“何か”があっての国王の跡を継いでラッキー様が王になってくれと言われてとか、ワンアクションあるべきだったんじゃないかなぁ。
でもそうなるとラッキーは国を放置して(誰かに任せて)キュウレンジャー続けるのは難しくなっちゃうわけで(わたしはそれでもぜんぜん構いませんが)、だからこういう中途半端な感じにせざるを得なかったのでしょうが、だったら王は既に処分されてしまったのではなくどこぞに幽閉されてたってんでよかったんじゃないの?。そんでキュウレンジャーをやり続けたい気持ちと国を建てなおすべく父さんの手伝いをしなければという気持ちで板挟みとなる息子に「我が国を解放してくれたようにジャークマターに苦しめられている宇宙中の国を救ってこい」とか言って背中を押してやればいいんじゃないかと思うんだけど。
まぁ今のところジャークマターとラッキーの間に最終決戦でフックとなりそうな要素って全くないわけで、その点今回の話で「ジャークマターに殺された父さんの敵討ち」というとてもわかりやすい軸が出来たと言えるのでしょうが、でも繰り返すけど「よっしゃラッキー」だからねぇ・・・・・・。