『宇宙戦隊 キュウレンジャー』Space.36「ラッキーの故郷に眠る伝説」

度々挿入される燃え落ちる宮殿のようなところで一人泣いてる映像からしてラッキーはどこぞの星の王子なのでは?ってのは予想できたことなのでそこに驚きがないのはいいとして、父親からシーザーを貰ったことは覚えてるのに自分が王子で父親が王であると「知らなかった」ってなにそれ。身を案じて辺境の地に送られる前まで父は「王」で自分は「王子」と呼ばれてたんじゃないの?じゃあその「爺や」なるひとは自分にとってなんだと思ってんの?。爺やも爺やで王から「ラッキーを頼む」と託され、いずれ王を継ぐお方としてその身に危険が及ばないようにとか言うわりには戻ってきたラッキーの無事を安堵するまえに頭ポカリって、家出期間中にラッキー様がどこでなにをやってたのか把握してなかったのか?と。ラッキー様思いっきり身に危険が及ぶ(かもしれない)戦いをしてたんですけど、そんなこととは露知らず父親を探してるだけだと思ってたわけ?。つーかラッキーさんも父親探しが本当の目的ならまずは元住んでた星に行ってみろよと。それからラッキーさんはキュウレンジャーと出会うまでジャークマターの存在を知らなかったわけだけど、父親が治めてた星を襲ったのがジャークマターだってことは教えられなきゃ知る由もないってことだとして疎開先の星はラッキーが子供の頃から家出するまでの間ジャークマターに何かされることは一度もなかったってことでいいのか?。全宇宙を支配してるとはいえジャークマターの存在を知らずにいられる星もあると、そう理解していいのか?。
なんかもう、全てにおいて杜撰すぎる。
で、ラッキーの父に山崎銀之丞をキャスティングしたわけですからそこに何がしかのドラマ(物語)があるだろうとは思ってましたが、父がジャークマターの手下って、どんな理由があっての現状だとしてもスティンガーとスコルピオの話と構図としては同じじゃん。また身内がジャークマター関係者でしたを繰り返すのかよ。
それを言うならあれだけの役ならうじきつよしをキャスティングする必要もないだろうわけで、そして「博士」と呼ばれる存在は今現在までアントン博士しかいない以上、今回のラストでククルーガが「博士」と呼んだのはアントン博士なのではないかと思うわけで、ジャークマターとの間に物語を展開させるのに「大事な人がジャークマター」を繰り返すってのはさすがに能がなさすぎじゃないですか?と言いたい。