『明日の約束』

“明日が来るのが恐いという”という子供たちに対する希望としての“約束”かと思いきや、そっちかー。いかにもイヤミス系女性作家が書きそうな展開に「お!」となったし、明らかに不穏な空気を纏う仲間さんとやっぱり何か企んでるようにしか見えない(というか企んでいて欲しい!)及川ミッチーがいることだし、現在進行形で毒母に縛られ続けている主人公が生徒を次々と“解放”(という名目で代理復讐の道具にする)スクールホラーならわたしの興味度が一気に跳ね上がるんだけど、多分違うよねw。
全体的に息苦しさであり生き苦しさに覆われどんよりした雰囲気だけど、向かう先が「救済」「解放」なのか「復讐」なのか判断がつかないんだよなぁ。あえて判断させないようにしてるんじゃなくて、なにを描きたいと思っているのかが見えてこないように思う。先が見えないことを“売り”にするならもっとそれっぽい作りにするだろうけどそういう感じでもないし。
仲間さん演じる母親の“正体”は気になるもののドラマの縦軸になるであろう仲間さん息子の自殺の真相にはあんまり興味が湧かないけど、方向性がわかるまでとりあえずもうちょい見つづけるかなー。あの時リタイヤせずによかった!って思えそうな気がしなくもないし。