- 作者: 河合莞爾
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2017/06/13
- メディア: 単行本
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読みながら時々頭の隅っこで(なんかこんな話を読んだことがあるような・・・)という思いがよぎったのですが、この作品は「デビル・イン・ヘブン」に繋がる話だそうで、だからなんとなく記憶に引っ掛かるところがあったのか!と納得するも、読み終わるまでぜんぜんそのことに思い至らなかったとか私のポンコツ記憶力・・・・・・。
一応物語として決着してはいるものの、主人公自身の事情はなにひとつ変わらず俺の戦いはこれからも続くエンドだったりするので、中途半端というか投げっぱなしというか、え?これで終わり??ってなことを思ったわけですが、ここから「デビル・イン・ヘブン」に続くわけで、そして微かな記憶ではありますが確か「デビル〜」でも今作の主人公・神西明の状況はさして変わってなかったはず・・・ということはさらに続編があるのでしょうから、まさしく俺の戦いはこれからも続くってことでいいのか。
「デビル・イン・ヘブン」は現実味のある要素がありつつも近未来感があったのに対し「スノウ・エンジェル」はかなり現実と地続きに感じたわけで、「スノウ〜」で描かれている世界があっという間に「デビル〜」になってしまうのかと思うと恐ろしくなる。