『僕たちがやりました』第2話

まだ2話なんだから見てればそのうち分かると言われたらそれまでですが、これなにを描いてるのか(どんな話なのか)わかんないなぁ・・・。
わたしはトビオたちがしかけたのはあくまでも破壊力が小さい爆弾であって死傷者を出した最後の1発は他人の仕業なんだと思ってたんだけど、プロパンガスに引火したという報道が事実ならば事故の要素はあるにせよ完全にトビオたちのせいだよね。殺人か過失致死かの違いでしかない(その違いは大きいけど)。だから逃亡するんだとして、警察のみならず生きてましたマッケン市橋からも逃げるってな話なの?。犯罪者の逃亡話ってことでいいの?。逃亡資金はパイセンが出すだろうし、警察に掴まれば人生終わりだし市橋に掴まっても殺されるしってんでとことん逃げてやんぜ!ってなドラマならそういうつもりで見るけどと思ったとたんパイセン掴まってるし間宮くんに至っては自殺してるし(予告ではピンピンしてたけど)、なにがなんだか。
お気楽な妄想含め蓮子に対する想いとかモヤモヤとか男子高校生らしい面とやってしまったことの大きさとその代償に慄き現実逃避しようとする面と、窪田くん演じるトビオの二面性というか両極端でチグハグなところ、この現状ってのは設定・展開として面白くないとは言いませんが、でも実際見せられるものは面白いとは言い難いんだよなぁ・・・・・・。
ノリとか勢いを楽しめ(それに乗っかれ)ばいいんであって考察とかするようなドラマじゃないんだろうってことは一応わかってるつもりなんだけど、卒業生が出入りしてたらそれなりに目につくだろうに(他にそういう人間がいるような描写はないからこんなことしてんのパイセンだけでしょ?)あの特徴をとらえ過ぎてる似顔絵を見てもボケ高の生徒の間であれあいつじゃね?ってな話が出てる様子皆無だったってのは自分に対する他人の目は過剰に気にしても他人のことはそれほど見ていないってことだと解釈するとしても、マルの“仇”という認識であるトビオはともかく「市橋が死んだ」という情報に対する蓮子や蓮子の友達の他人事反応には不可解さすら感じる。例え本心では嫌いだったとしても何度か遊んだことがある人間が死んだとなれば多少なりともショックというか、悼む気持ちがわかないか?と。
内容が内容だからあえて主人公以外の心情描写を少なくして劇中の人物のみならず視聴者にも考える隙を与えず展開するという意図なのかもしれないけど、それにしたって登場人物たちがあまりにも頭悪い通り越して空っぽすぎて、どんなドラマを作ろうとしてるのかが現時点ではさっぱりわからない。