タイトル作はもうそのまんま、
心理的盲点を活かした良質のミステリーでしたが、残り2編は薀蓄・趣味全開すぎてポカーン。でも私は好きなもの好きなこと好きなひとについて語るオタクは微笑ましいと思える人間なので、内容はさておき音楽(クラシック)に対する愛情は「うんうん、わかるよ!」と妙な共感を抱いたし、オタク知識を物語に出来る力はすごいな羨ましいなと心から尊敬・羨望するわ!・・・と思いながらあとがきを読んだら一番「オタクひでえな(笑)」と思った作品は
ワーグナー協会誌に掲載されたものだとありまして、「まじかよ(どっちも)頭おかしい・・・・・・」ってなりました・・・。